SEO対策の費用は何で決まる?診断・改善・記事制作の見積もりガイド

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著者: 与謝秀作
SEO対策の費用を比較するときは、月額や記事単価より先に「何を調べ、何を直し、誰が実装するか」をそろえる必要があります。診断書を受け取る契約と、公開まで改善を進める契約では、同じSEO支援でも作業量が異なるためです。
この記事では、SEOを初めて外注する担当者と、現在の見積もりを見直す担当者に向けて、費用を変える条件と依頼範囲の決め方を整理します。市場全体の一律相場ではなく、自社に必要な作業を比較するためのガイドです。
SEO費用は「診断・実装・記事・継続」を分けて考える
依頼する作業 | 確認する成果物 | 別に確認すること |
|---|---|---|
現状診断・方針整理 | 対象URL、課題の根拠、優先順位、対応案 | 全ページを確認するか、代表ページの調査か |
既存サイトの改善 | 修正対象、変更内容、確認結果 | CMS内の修正か、テンプレートや開発を伴うか |
記事制作・リライト | 構成、原稿、確認項目、入稿の有無 | 取材、専門家確認、画像、翻訳を含むか |
継続的な改善支援 | 定期の分析、改善提案、実施記録 | 提案のみか、制作・実装も毎回含むか |
記事が不足しているように見えても、まず公開URLや検索表示の状況を確認すると、既存記事の整理や案内の改善が先になる場合があります。逆に、技術面が整っていても、読者の質問に答える内容が足りないことがあります。診断と制作を分ければ、まだ必要性が分からない記事本数を先に契約せずに済みます。
見積もりを変える五つの条件
対象サイトと調査ページの範囲
企業サイト、サービスサイト、メディアをまとめて依頼するか、一つに絞るかを決めます。ページ数だけでなく、共通テンプレートの数、言語、公開方法、閲覧に認証が必要かも伝えてください。大量の同形式ページを調べる作業と、少数でも構造が異なるページを調べる作業は同じではありません。
社内で実装できる範囲
タイトルや本文の編集を社内でできても、URL変更、テンプレート修正、計測の実装には別の担当者が必要かもしれません。提案を受けた後の担当と承認手順が決まっていないと、改善が止まります。外部には診断まで任せるのか、素材を渡して実装を頼むのか、企画から任せるのかを明確にします。
記事制作と確認に必要な材料
既存資料を基に書く記事と、顧客取材や専門的な裏付けを必要とする記事では工程が変わります。製品仕様、対象顧客、問い合わせでよくある質問、公開できる事例を用意しましょう。単に文字数をそろえるより、何を根拠に読者の疑問へ答えるかを決める方が依頼条件を具体化できます。制作が主目的なら、コンテンツ制作の費用・依頼範囲ガイドも参考になります。
軽微な修正と追加開発の境界
既存CMSでの文言変更と、サイト移行や独自機能の開発は分けて見積もります。「SEO改善一式」という名前でも、どこまでコードを変更するかは一定ではありません。追加作業の承認方法、テスト環境、本番反映、変更を戻す方法まで確認してください。
継続支援で判断する内容
継続契約では、報告書の頻度だけでなく、分析を受けて誰が何を変えるかを決めます。対象ページ、検索語句、自然検索からの入口、相談への案内などを確認し、改善の優先順位を更新する運用にします。順位だけを成果とする契約は、自社の事業目標との関係も確認が必要です。
条件が違う依頼例
例A:社内で更新できる企業サイト。まず既存ページの診断と改善の優先順位を依頼し、本文の修正と公開は社内が担当します。納品物は、対象URLごとの課題、修正案、確認方法が中心です。新規記事は診断後に必要性を判断します。
例B:公開後の更新が止まっているサービスサイト。企画整理から既存ページの修正までを相談し、製品情報の確認は社内が担当します。記事を追加する場合は、構成・原稿・入稿・公開確認の担当を別々に記載します。大きな機能改修は、軽微な修正と分けて扱います。
これらは依頼範囲の仮例で、当社の確定プランや料金表ではありません。見積もりでは、自社の現状に近い例を起点に、含む作業と含まない作業を具体化してください。
現行シミュレーションのページ確認は1サイト50ページまで、軽微な修正は各サイト5ページまでが基本範囲として案内されています。移行・全面改修・独自システム対応は別の条件です。自社の依頼がこの範囲に収まるかを、SEOの概算入力画面で確認してください。
正式見積もりの前に用意するもの
- 対象サイトのURL、言語、サイトの役割と主な顧客
- 困っているページや検索テーマ、いつから変化したか
- Search Console・GA4の閲覧権限と、分かる範囲の計測条件
- 社内で編集・実装できる作業と、承認する担当者
- 記事制作の要否、使える資料、専門的な確認が必要な箇所
- 希望する成果物、期限、追加作業の判断方法
機密情報を最初から広く共有する必要はありません。見積もり段階では、必要な閲覧範囲と共有方法を確認し、アクセス権限を絞って渡します。
SEOの見積もりでよくある質問
記事制作をゼロにして改善だけ頼めますか?
記事追加と既存サイトの改善は別の作業です。FicilcomのSEO見積もりでは追加記事を0本として条件を整理できます。診断で新規記事が必要と分かった場合も、目的と制作範囲を確認してから追加を判断します。
順位や成果が出る時期は保証されますか?
検索順位は発注によって確約できません。GoogleもSEO業者の選び方で順位保証への注意を示しています。契約では、保証できる納品・実施内容と、観察する検索・事業指標を区別しましょう。
安い見積もりを選べばよいですか?
調査対象、修正数、記事、実装、利用ツール、報告、契約期間、終了時の引継ぎをそろえて比較します。提案だけの見積もりを公開作業込みの見積もりと比べると、費用の意味を取り違えます。
支援範囲からSEOの概算を確認する
Ficilcomのシミュレーションでは、依頼範囲とサイト数を選び、ページ数、追加記事、軽微な修正、技術対応の条件を整理できます。入力時は画面の標準範囲と対象外を確認してください。表示される概算は検索順位や成果の保証ではなく、正式な金額は依頼内容を確認して決まります。
結果を基に相談する際は、内訳と前提をコピーし、お問い合わせの相談内容へ貼り付けてください。概算を表示しただけで問い合わせが送信されることはありません。




