LPの構成テンプレート|コンバージョンさせる順番と要素を解説

LP(ランディングページ)は、要素を並べる順番ひとつでコンバージョン率が大きく変わります。良いLPは、訪問者の心理が「興味→課題の自覚→納得→不安の解消→行動」と自然に進むよう、セクションが設計されています。この記事では、を、各セクションをどの順番で・なぜその位置に置くのかという設計根拠とあわせて解説します。ゼロからLPを組み立てる際の型として使える内容です。
LPは大きく分けると、ファーストビュー・ボディ・クロージングの3つのブロックで構成されます。それぞれの役割は次のとおりです。
ファーストビュー:スクロールせずに見える最上部。第一印象で「自分に関係がある」と思わせ、離脱を防ぐ
ボディ:問題提起から解決策・信頼要素までを積み重ね、納得と欲求を高める本体部分
クロージング:不安を解消し、最後のひと押しで行動(コンバージョン)へ導く締めの部分
この3ブロックの中に、後述する各セクションを心理の流れに沿って配置していきます。訪問者の約7割はファーストビューだけを見て離脱するとも言われるため、特に上部の設計が成果を左右します。
成果の出るLPで定番となっている要素を、配置する順番に沿って並べると次のようになります。この順序は「納得する前に売り込まれた」と感じさせないための心理設計になっており、崩すと離脱の原因になります。
ファーストビュー(キャッチコピー+メインビジュアル+CTA)
問題提起・共感(訪問者の課題を言語化する)
解決策の提示(この商品・サービスで解決できると示す)
ベネフィット(導入で得られる価値を具体的に伝える)
信頼要素(実績・お客様の声・導入事例・権威性)
FAQ(購入前の不安・疑問を解消する)
クロージング+CTA(オファーを提示し行動を促す)
以下、各セクションの役割と設計のポイントを順に見ていきます。
LPの成否を最も左右するセクションです。訪問者が一瞬で「自分のためのページだ」と直感できるよう、次の要素を配置します。ベネフィットが一目で伝わるキャッチコピー、商品や結果をイメージさせるメインビジュアル、そして「No.1」「満足度◯%」などの権威性を示すバッジです。ここに最初のCTAボタンをスクロールせずに見える位置に置いておくと、すでに購入意欲の高い訪問者を取りこぼしません。
ファーストビューの直下に置き、訪問者が今抱えている課題や悩みを言語化するセクションです。「こんなことで困っていませんか」と課題を代弁することで、「このLPは自分を理解している」と感じてもらい、その先を読み進めてもらう土台をつくります。いきなり商品を売り込まず、まず相手の状況に寄り添うのがポイントです。
課題に共感してもらったうえで、「その悩みはこの商品・サービスで解決できる」と示すセクションです。問題提起で高まった「なんとかしたい」という気持ちを、自社の提案へと橋渡しします。ここで初めて商材が主役として登場する流れが自然です。
解決策が「訪問者にとってどんな良いことをもたらすか」を具体的に伝えるセクションです。機能や仕様(フィーチャー)の羅列ではなく、それによって生活や業務がどう変わるか(ベネフィット)に翻訳して示すのが重要です。数字や使用後のイメージを添えると説得力が増します。
「本当に効果があるのか」という疑いを解くセクションです。導入実績・お客様の声・導入事例・受賞歴やメディア掲載といった客観的な材料を置き、主張を裏づけます。人は他者の評価に影響されやすいため、実際の利用者の声は特に効果的です。
行動の直前に残る、細かな不安や疑問を解消するセクションです。料金・解約・サポート・納期など、購入をためらう要因を先回りして答えておくことで、「まだ分からないことがある」という離脱理由を取り除きます。クロージングの手前に置くのが定石です。
最後のひと押しで行動を促す締めのセクションです。特典・期間限定・返金保証などのオファーを提示し、ここまで高めてきた欲求を行動につなげます。CTAボタンはファーストビュー・ボディ中間・クロージング末尾の3箇所に置くのが基本で、どのタイミングで決意した訪問者も迷わず行動できるようにします。
CTAボタンはLPの中でコンバージョンに最も直接影響する要素です。文言は「お問い合わせはこちら」のような漠然とした表現より、次のアクションと得られるものが具体的に伝わる表現のほうがクリックされやすくなります。
「今すぐ相談する」よりも「無料で相談する」のように、心理的ハードルを下げる言葉を添える
「30日間無料で始める」など、行動後に何が起きるかを明示する
ボタンは視認性の高い色・サイズにし、周囲に余白を取って目立たせる
同じ意味でも言い回しで反応が変わるため、公開後はA/Bテストで文言や色を検証し、改善していくのが効果的です。
セクションの順番を考える際は、コピーライティングのフレームワークを下敷きにすると設計しやすくなります。代表的なものが次の2つです。
AIDMA:Attention(注意)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)。ファーストビューで注意を引き、問題提起・共感で興味と欲求を高め、実績で記憶に残し、CTAで行動へ導く流れに対応します
新PASONA:Problem(問題)→Affinity(親近感)→Solution(解決策)→Offer(提案)→Narrow down(絞り込み)→Action(行動)。問題提起から始まる構成と相性が良いフレームワークです
いずれも共通するのは、欲求を十分に高める前に行動を促すと押し売りに見えてしまうという点です。心理のステップを飛ばさず順番に積み上げることが、構成づくりの核心になります。
ここまでの構成はあくまでベースの型です。実際には、商材・ターゲット・流入経路によって各要素の比重や順序を調整します。たとえば、比較検討が長いBtoB商材では信頼要素やFAQを厚くし、フォームの項目を最適化することが重要になります。一方、勢いで購入されやすいBtoC商材では、ファーストビューとベネフィットで一気に欲求を高める設計が効きます。
また、広告から流入するLPと検索から流入するLPでは、訪問者の温度感が異なります。型をそのまま当てはめるのではなく、「誰に・何を・どの順番で伝えるか」を自社の状況に合わせて設計することが、成果につながるLP構成の条件です。
コンバージョンさせるLPの構成は、ファーストビューで離脱を防ぎ、問題提起・共感から解決策・ベネフィット・信頼要素へと納得を積み重ね、FAQで不安を解消し、クロージングとCTAで行動へ導く、という心理の流れに沿った順番が基本です。この順序を崩さないことが、売り込み感を避けて成果を出す鍵になります。
まずは今回のテンプレートをベースに構成を組み、商材や流入経路に合わせて要素の比重を調整してください。公開後はCTAを中心にA/Bテストで検証を重ねることで、構成の精度をさらに高められます。