派遣社員の履歴書の書き方|派遣元・派遣先・複数就業先の記入例

派遣社員の履歴書では、雇用契約を結ぶ派遣元と、仕事をする派遣先を区別します。派遣先が変わるたびに「退職・入社」と書くと雇用の経歴が誤って伝わるため、派遣元での雇用期間を軸にして、就業先・期間・業務を補足しましょう。
三つの名前と期間を整理する
項目 | 意味 | 確かめる資料 |
|---|---|---|
派遣元 | 雇用主となる会社 | 雇用契約書・給与明細 |
派遣先 | 実際に業務を行う会社 | 就業条件の明示書等 |
期間 | 雇用期間と派遣就業の期間 | 契約書・就業条件の記録 |
派遣会社への登録だけの時期と、実際に雇用されて働いた時期も分けます。「登録した日」をそのまま入社日とせず、契約の内容を確認してください。以下はすべて架空の会社・経歴です。
例1:同じ派遣元で二つの派遣先に就業
2022年4月 株式会社サンプルスタッフと雇用契約締結(派遣社員)
同月 株式会社サンプル商事にて受発注入力・電話対応に従事
2024年3月 同社での派遣就業終了
2024年4月 株式会社サンプル製造にて請求書作成・納期確認に従事
現在に至る
以上
この例は派遣元との雇用が続いている想定です。実際には雇用契約が一度終わっている場合、その終了・再開が分かるように書きます。派遣先の変更を隠すために期間をつなげることはしません。
例2:派遣元が変わった
2022年4月 株式会社サンプルスタッフと雇用契約締結(派遣社員)
小売企業にて売上データ入力に従事
2024年3月 契約期間満了により退職
2024年4月 株式会社サンプルキャリアと雇用契約締結(派遣社員)
製造企業にて営業事務に従事、現在に至る
以上
退職の理由は実際の経緯に合わせます。例の「契約期間満了」を、途中で自己都合退職した場合に流用しないでください。
例3:派遣先名を開示できない
2025年4月 株式会社サンプルスタッフと雇用契約締結(派遣社員)
食品メーカーにて受注入力・出荷手配を担当
現在に至る
以上
守秘義務や開示範囲を確認したうえで、業種と業務で説明する方法です。実名を伏せても仕事の内容が伝わるようにし、社外秘の取引額、顧客名、個人情報を載せないでください。一般化した表現を使ったことは必要に応じて面接で説明できます。
履歴書と職務経歴書で情報量を変える
履歴書には派遣元、雇用期間、主要な就業先・業務を簡潔に書きます。派遣先が多い場合は、職務経歴書に期間・担当範囲・使用ツールを表で整理すると見通しがよくなります。ただし応募先が全就業先の記載を求めている場合は、その指定に合わせます。
就業期間 | 業務 | 自分の担当範囲 |
|---|---|---|
2022年4月〜2024年3月 | 受注処理 | 受注入力と内容確認。価格決定は営業担当。 |
2024年4月〜現在 | 営業事務 | 請求書作成と納期確認。契約承認は社員担当。 |
上の表も架空例です。「事務全般」だけでなく、自分が担当した範囲と担当していない決裁を分けると、経験を誇張せず伝えられます。
確認リスト
- 派遣元を派遣先の会社名に置き換えていない。
- 登録・雇用・派遣就業の開始日を区別した。
- 雇用が続く期間と、終わった期間を正しく示した。
- 開示できる社名・業務・数値だけを使っている。
- 応募フォームと職務経歴書の年月が一致する。
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出典・確認先
制度の公開情報は2026年10月4日に確認。個別の条件は各案内・窓口で確認してください。




