UAからGA4への移行方法|手順と移行時の注意点を解説

Googleアナリティクスの旧バージョン「ユニバーサルアナリティクス(UA)」から、新バージョン「GA4」への移行は、すでに多くのサイトで完了しています。一方で、長く更新していなかったサイトや新たに引き継いだ案件で「まだGA4に移行できていない」というケースも見られます。本記事では、UAからGA4への移行の前提となる現状を整理したうえで、移行(GA4の導入)手順と、移行時に押さえておきたい注意点を解説します。
まず押さえておきたいのは、UAはすでにサービスを終了しているという点です。無料版UAは2023年7月1日に新しいデータの計測を停止し、その後の経過期間を経て、UA管理画面やデータへのアクセスも終了しました(有料版のGoogleアナリティクス360も2023年10月に計測終了)。
そのため、現時点で「UAからGA4へ移行する」という作業は、厳密にはUAのデータを引き継ぐものではなく、GA4プロパティを新規に作成して計測を始めることを指します。UAとGA4はデータモデルが根本的に異なり、もともと過去データの自動移行はできない仕様でした。まだGA4の計測が始まっていないサイトは、データの空白をこれ以上広げないためにも、できるだけ早くGA4を設定することが大切です。
移行を進める前に、UAとGA4の考え方の違いを理解しておくと、設定後のデータの見方に戸惑いにくくなります。
ここでは、Googleアナリティクスの管理画面からGA4プロパティを作成し、計測を始めるまでの基本的な流れを紹介します。画面の名称はGoogle側のアップデートで変わることがあるため、最新の表示に読み替えて進めてください。
UAのデータはGA4に引き継げません。前年同月比などの比較分析をしたい場合は、GA4で十分な期間のデータが蓄積されるまで待つ必要があります。これから設定するサイトほど、早く計測を始めることが将来の分析につながります。
UAとGA4では計測の考え方が異なるため、セッション数やコンバージョン数などが同じ名前でも数値が一致しません。UA時代のレポートとそのまま比較すると誤った判断につながるため、GA4はGA4として基準を捉え直すことが大切です。
gtag.jsで直接タグを設置する場合や、CMSのプラグインを使う場合は、タグの設置場所を間違えないよう注意します。誤って既存のタグを上書きしたり、二重に計測タグを設置したりすると、データが正しく取れなくなることがあります。設置後は必ずリアルタイムレポートなどで計測状況を確認しましょう。
GA4はプロパティを作っただけでは、自社にとって本当に必要な分析ができるとは限りません。重要な行動(問い合わせ・購入など)をコンバージョン(キーイベント)として設定する、Googleタグマネージャーや広告サービスと連携する、といった初期設定を整えることで、はじめて実用的な分析基盤になります。
UAからGA4への移行は、すでにUAが終了している現在では「GA4プロパティを新規に作成して計測を始める作業」を意味します。UAの過去データは引き継げないため、まだ計測できていないサイトは一日でも早くGA4を設定し、データの蓄積を始めることが重要です。
手順としては、GA4プロパティの作成、データストリームの設定、計測タグの設置、計測確認、データ保持期間の変更が基本の流れです。UAと数値の前提が異なる点や、タグの設置ミスに注意しつつ、コンバージョン設定などの初期調整まで行うことで、GA4を実用的な分析基盤として活かせます。まずは自社サイトでGA4が正しく計測できているかを確認することから始めましょう。