WordPressにGA4を設置する方法|Site Kit・GTM・手動を比較

WordPressへのGA4設置は、既存のタグと管理担当を確かめてから方式を選びます。Site Kit、専用プラグイン、GTM、手動設置にはそれぞれ管理上の条件があり、どの方式でも公開ページから正しい宛先へ送れているかのテストが必要です。
設置前にアカウント・ストリーム・既存タグを確認する
GA4のアカウント、プロパティ、ウェブストリームを確認し、対象サイトのG-測定IDを記録します。測定IDはウェブストリームの識別子で、GTM-コンテナIDとは別です。公式の測定ID説明に沿って宛先を確認してください。
配置候補 | 棚卸し項目 | 記録する判断 |
|---|---|---|
Site Kit | 接続先、コード配置オン/オフ | 配置と表示のどちらを担当するか |
別のプラグイン | タグID、イベント設定 | 利用中の機能と保守担当 |
テーマ設定 | 入力欄の仕様、出力範囲 | テーマ変更時の確認 |
GTM | コンテナ、タグ、トリガー、公開版 | 現在どの宛先へ送るか |
既に使うプロパティがあるのに新規作成すると履歴が分かれます。権限不足や設定不明の場合は管理者へ確認し、IDを推測して入力しないでください。
Site Kit・専用プラグイン・GTM・手動を比較する
方式 | 管理の中心 | 選ぶ際の条件 |
|---|---|---|
Site Kit | WordPress内の接続と対応するコード配置 | 接続権限・既存タグ検出を確認 |
専用プラグイン | 提供元の機能と配置設定 | 現行機能・料金・保守を個別確認 |
GTM | コンテナのタグと公開版 | コンテナ配置と変更権限を管理 |
テーマ・手動 | サイトのテンプレート | 更新・差し替え時の検証担当を置く |
広告やイベントを扱うなら必ずGTM、とは限りません。Site Kitのイベント計測案内も参考に、既存構成と必要な成功条件で判断します。未確認の有料機能を前提にプラグインのおすすめ順位を付けず、必要な機能が対象の版で使えるかを確認します。
Site Kitで既存プロパティへ接続する手順
WordPressでSite Kitを導入・有効化した後、Googleアカウントの認証とサイト確認を進め、Analyticsの接続先としてアカウント、プロパティ、ウェブストリームを選びます。既存先へ接続する場合は作成操作を不要に増やさないでください。Site KitのAnalytics接続手順で必要な権限も確認します。
ダッシュボードへ指標を表示することと、コードをページへ置くことは別です。コード配置の公式案内では、選択した既存タグが検出されると配置設定が自動でオフになる場合があります。接続完了後に配置状態と公開ページの送信を確認します。
GTMでGoogleタグを設置して公開する手順
まずGTMコンテナをサイトへ配置する担当と方法を決めます。そのコンテナ内で現行の「Googleタグ」を作成し、意図したタグID・宛先・トリガーを設定します。旧資料の「GA4設定タグ」という画面名だけを探さないでください。
- 対象コンテナと公開中の版を確認する。
- Googleタグと必要なイベントの発火条件を設計する。
- プレビューで対象ページと同意条件をテストする。
- レビュー後にコンテナを公開し、本番で再確認する。
GTMのGoogleタグ手順を参照します。GTM側で版を管理できても、WordPressからコンテナを出すプラグイン・テーマやキャッシュの変更には影響され得ます。
テーマ経由や手動設置で確認する条件
テーマの設定欄は、そのテーマの現行仕様がGA4の測定IDまたはタグ全体のどちらを受け付けるか確認します。古いUA用の欄へG-IDを入れるだけで対応したと判断しません。
直接設置の場合は、対象ストリームから取得したGoogleタグ全体を各対象ページの開始 <head> 直後へ配置します。Googleの手動設置手順を基準にし、共通テンプレートと記事欄の両方へ重ねて出さないようにします。テーマ変更・更新・リリース後の公開HTML確認を保守作業に含め、入力・保存の完了と送信の確認を分けます。
二重計測は送信先とイベントで診断する
Site KitとGTMが両方あるだけでは二重計測とは決まりません。同じ操作から、同じ宛先へ、同じ意味のイベントが複数届くかを確認します。別プロパティへの意図的送信とは区別します。
例えば通常の投稿を1回開く架空テストで、想定するpage_viewは1件です。2件が同じ測定IDとURLへ届いたなら、それぞれの配置元・トリガーを調べます。1ユーザー表示やgtag.jsの読み込み回数だけでは診断できません。DebugViewとTag Assistantでイベントを照合してください。
キャッシュ・同意・ログイン除外・内部フィルタの確認
症状 | 確認する条件 | 対処の順序 |
|---|---|---|
設定を保存しても古いタグ | 配信HTML・キャッシュ・最適化 | 公開版を確認して必要なキャッシュを更新 |
管理者だけ届かない | ログインユーザー除外 | ログアウト時と別テスト |
一部ページだけ欠落 | テンプレートと同意状態 | 対象範囲を点検 |
社内訪問を除きたい | 識別ルールとデータフィルタ | Testingで検証してからActiveを判断 |
内部トラフィックの公式手順では、IP等の識別とフィルタ適用は別工程です。Activeで除外したデータは処理段階で恒久的に除かれ、後からAnalyticsやBigQueryへ復元できません。IPが変わればルールから漏れる可能性があるため、適用範囲を点検します。同意未付与の結果もコード不良と混ぜません。
投稿と固定ページをテストして運用担当へ引き継ぐ
次は架空の受入テストです。ログアウトし、同意付与の条件をそろえて、投稿・固定ページ・カテゴリを各1回開きます。通常のページ読み込みを前提に、それぞれのpage_view、宛先、URL、重複の有無を記録します。管理者除外のテストは別に行います。
対象 | 期待する確認 | 記録欄 |
|---|---|---|
投稿1件 | 想定した宛先へpage_view | 日時・URL・件数 |
固定ページ1件 | 同じ条件で受信 | テンプレート・件数 |
カテゴリ1件 | 設計した対象範囲で受信 | 件数・欠落の理由 |
フォーム受付や購入の成功イベントは別の受入条件で検証し、クリックやキーイベント件数を人数へ置き換えません。タグ所有者、公開版、除外条件、未確認事項、再テストが必要な更新を引き継ぐと、後日の停止や重複も調査しやすくなります。
次に確認する内容に合わせて、トラッキングコードとは?GA4・GTMの違いと設置後の確認手順、GA4無料版の制限は?Analytics 360との違いと選び方、滞在時間とは?GA4の平均エンゲージメント時間の見方と改善判断も参照してください。




