直帰率とは?GA4の計算方法・離脱との違いと平均値の考え方

直帰率は、GA4ではエンゲージメントのなかったセッションの割合です。計算式は「非エンゲージメントセッション数÷セッション数×100」。エンゲージメント率の反対側にあたり、同じ条件なら両者の合計は100%になります。
直帰率が高いだけでページが悪い、低いだけで売上に貢献しているとは判断できません。まず定義をそろえ、そのページで読者に何をしてほしいかを確認します。
GA4では何を直帰と数える?
標準のエンゲージメント条件は、10秒を超える継続、キーイベントの発生、2回以上のページ/スクリーン表示のいずれかです。時間の条件は設定で変更できます。first_visit、first_open、session_startをキーイベントにしても、エンゲージメント計算から除かれる例外があります。
これらの条件を満たさなかったセッションが直帰率の分子です。ページを1枚だけ読んだ場合も、時間やキーイベントの条件を満たせば直帰になりません。
行動の例 | 判断の考え方 |
|---|---|
1ページを読み、所定の時間条件を満たす | エンゲージメントありになり得る |
短時間でも対象のキーイベントが発生 | エンゲージメントありになり得る |
2ページを表示 | ページ表示条件を満たす |
1ページを短時間で離れ、対象の成果もない | 他の条件を満たさなければ非エンゲージメント |
計算例:80セッションのうち20が非エンゲージメント
架空の集計で、全80セッション、エンゲージメントあり60、なし20とします。直帰率は20÷80×100=25%、エンゲージメント率は60÷80×100=75%です。
ページAが10セッションで直帰率80%、ページBが90セッションで20%なら、単純平均の50%は全体の直帰率ではありません。非エンゲージメントは8+18=26、全体は100なので26%です。ページ別の率を平均する場合は分母を考慮します。
離脱・1ページ訪問・UAとの違い
概念 | 見ているもの | 直帰率と異なる点 |
|---|---|---|
GA4の直帰率 | エンゲージメントしなかったセッション | セッション単位の条件で判定 |
ページからの離脱 | 訪問の最後になったページなど | 最後のページは正常な完了でも発生する |
1ページだけの訪問 | 表示ページ数 | GA4では直帰とは限らない |
UA時代の直帰 | 単一ページ・追加のインタラクションヒットがないセッション | GA4とは定義が違う |
直帰率からファーストビュー離脱や「読まずに帰った人数」を逆算できるわけではありません。また、UA時代のベンチマークとGA4の数値をそのまま比較しません。
平均値はどの条件で作られたかを見る
業種平均を使う場合は、調査年、国、媒体、Webとアプリ、流入経路、計測方式、サンプルを確認します。これらが不明な数値を目標として置くと、違う条件のサイトを比較してしまいます。
問い合わせLP、連絡先ページ、読み物、ログイン画面では期待する行動が異なります。共通の「何%以下なら合格」よりも、同じ目的と流入条件の自社ページ、または同じページの期間比較を優先します。
高い・低いときの判断表
観測 | 考えられること | 確認する証拠 |
|---|---|---|
高く、成果も少ない | 意図との不一致や操作上の問題 | 検索語句、広告、実機操作、フォーム |
高いが目的の情報を短時間で取得 | 数値だけでは問題と判断できない | ページの用途、読者への確認 |
低いのに成果が増えない | 中間行動が多い、または計測条件の影響 | キーイベントの選び方、二重計測 |
突然大きく変わる | 集客構成・タグ・設定の変更 | 変更履歴、端末・経路別の推移 |
「低すぎるから必ず異常」とも限りません。数値の違和感は調査のきっかけにし、証拠なく結論を出さないようにします。
次に行うこと
GA4で入口ページと流入経路別に確認する場合は直帰率の確認手順へ進みます。課題が見つかったら原因別の改善チェックリストを使い、成果指標も併せて検証します。
同じ定義と期間で測り、設定変更を記録することが、平均値を探すより先に必要な準備です。
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