カジュアル面談の服装ガイド|オンライン・対面別のポイントと男女別コーデ例

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カテゴリ: カジュアル面談

著者: 与謝秀作

カジュアル面談|服装

カジュアル面談に招かれたとき、「カジュアルってどこまでカジュアルでいいの?」と悩む方は多いのではないでしょうか。選考ではないとはいえ、企業の担当者と初めて顔を合わせる場。服装ひとつで第一印象が大きく変わります。

この記事では、カジュアル面談にふさわしい服装を「対面」と「オンライン」に分けて解説します。男女別のコーディネート例、業界ごとの判断基準、やってしまいがちなNG例まで網羅していますので、面談前の最終チェックとしてご活用ください。

カジュアル面談の服装、基本の考え方

カジュアル面談は採用選考ではなく、企業と求職者がお互いを知るための情報交換の場です。そのため服装についても「スーツ必須」とされるケースは少なく、多くの企業が「服装自由」や「私服でお越しください」と案内しています。

しかし「自由」だからこそ迷うのが正直なところ。結論から言えば、カジュアル面談の服装で押さえるべきポイントは次の3つです。

1つ目は「清潔感」です。シワ・毛玉・汚れのない、きちんと手入れされた服を選びましょう。2つ目は「きちんと感」。カジュアルとはいえビジネスの場であることに変わりはありません。初対面の相手に敬意が伝わる程度の身だしなみは必要です。3つ目は「自分らしさ」。面接ほど堅くする必要はないため、普段の働く姿に近い、少しだけ気を遣った服装が理想的です。

迷ったときは「オフィスカジュアル」を基準にすると失敗しにくいでしょう。オフィスカジュアルとは、スーツほどフォーマルではないが、オフィスで働くのにふさわしい程度のきれいめな服装のことです。

スーツで行っても大丈夫?

もちろんスーツで参加しても問題ありません。「カジュアルな服装で」と案内されている場合でも、スーツを着ていったことでマイナス評価になることはほぼありません。ただし、カジュアル面談はリラックスした対話が目的の場ですので、スーツにこだわりすぎる必要はありません。ノーネクタイにする、シャツの色を少し明るくするなど、少しカジュアルダウンするだけでも場の雰囲気に馴染みやすくなります。

一方、「スーツ以外で」と明確に指定されている場合は、オフィスカジュアルで臨みましょう。

【対面】カジュアル面談の服装ガイド

対面でのカジュアル面談は、企業のオフィスやカフェなどで行われます。全身が相手の目に入るため、トップスだけでなくボトムスや靴、カバンまでトータルで身だしなみを整えることが大切です。

男性の対面コーディネート例

男性の場合、対面のカジュアル面談ではジャケット+シャツ+スラックスの組み合わせが最も無難です。ネクタイは不要で、ノーネクタイのシャツスタイルが定番と言えます。

トップスは白やライトブルーのシャツ、または落ち着いた色のカットソーにジャケットやカーディガンを羽織るスタイルが一般的です。ボトムスはスラックスやチノパンを選びましょう。色はネイビー、グレー、ベージュなどのベーシックカラーがおすすめです。靴は黒や茶色の革靴が安心ですが、きれいめのスニーカーでも許容される企業は増えています。カバンはA4サイズの書類が入るシンプルなビジネスバッグを持っていくと、資料を渡された場合にも対応できます。

女性の対面コーディネート例

女性の場合は、ブラウスやカットソーにスカートまたはパンツを合わせるスタイルが基本です。ジャケットを羽織ると一気にきちんと感が出ますが、カーディガンでも問題ありません。きれいめのワンピースも好印象です。

色はベージュ、ネイビー、グレー、白、黒などのベーシックカラーがコーディネートしやすく、清潔感も出しやすいでしょう。柄物よりも無地を選ぶのが無難です。スカートの場合は膝が隠れる丈を選びましょう。胸元や背中の露出が多い服は避けるのがマナーです。

靴はパンプスやローファー、フラットシューズなど、シンプルなデザインのものがおすすめです。ヒールを履く場合は高すぎず歩きやすいものを選びましょう。カバンはシンプルなビジネスバッグやきれいめのトートバッグが適しています。ブランドロゴが大きく目立つデザインは避けたほうが無難です。

【オンライン】カジュアル面談の服装ガイド

オンラインでのカジュアル面談は、ZoomやGoogle Meetなどのビデオ通話ツールを使って自宅から参加するケースが一般的です。対面と比べて参加のハードルは下がりますが、服装選びには「画面越し」ならではの注意点があります。

オンライン面談の服装で意識すべきポイント

まず、基本の服装は対面と同じレベルを意識しましょう。「画面に映るのは上半身だけだから」と油断するのは禁物です。立ち上がった瞬間にボトムスが映ってしまったり、画面の角度が変わることは意外とよくあります。上下ともにきちんとした服装で臨むのが安心です。

オンラインならではの最大のポイントは「カメラ映り」です。画面越しでは対面よりも顔色が暗く見えがちなため、トップスには白やパステルカラーなど明るい色を選ぶと、レフ板効果で顔全体が明るく映ります。反対に、濃いネイビーや黒のトップスはカメラを通すと想像以上に暗く重たい印象になりやすいので注意が必要です。

また、細かい格子柄やストライプなど、パターンの細かい服はカメラ越しに見ると画面がチカチカして見にくくなることがあります。無地か大きめの柄を選ぶのが安心です。

オンライン面談のカメラ映り対策チェックリスト

服装以外にも、オンライン面談では映像全体の印象が評価に影響します。面談前に確認しておきたいポイントをまとめます。

照明は顔を正面から明るく照らすようにしましょう。窓を背にすると逆光で顔が暗くなります。デスクライトやリングライトを顔の正面に置くと効果的です。背景は無地の壁やシンプルな棚が理想で、散らかった部屋や生活感の強いものが映り込まないようにしましょう。ビデオ会議ツールの背景ぼかし機能は使っても構いませんが、過度に加工されたバーチャル背景はビジネスシーンにはそぐわないことがあります。

髪型にも注意が必要です。髪が顔にかかると表情が見えにくくなり、暗い印象を与える可能性があります。長い髪はまとめるか耳にかけて、顔がはっきり見えるようにしましょう。男性は無精ひげが画面上では意外と目立つため、面談前に整えておくのが無難です。

業界・企業タイプ別の服装の目安

カジュアル面談の服装は、企業の業界や社風によって許容範囲が異なります。事前に企業の採用ページやSNS、社員インタビュー記事などで社員の普段の服装を確認しておくと、適切なドレスコードを判断しやすくなります。

IT・Web・スタートアップ系

IT系やスタートアップ企業は服装の自由度が高い傾向があります。普段からTシャツやデニムで勤務している社員が多い企業もあり、ジャケットなしのきれいめカジュアルでも違和感がない場合が多いでしょう。ただし、きれいめカジュアルの範囲は守り、上下スウェットやサンダルなどはやはり避けたほうが安心です。

金融・コンサル・大手メーカーなど

金融やコンサル、大手メーカーなどは比較的フォーマルな社風の企業が多く、カジュアル面談であってもジャケット着用のオフィスカジュアルが無難です。「カジュアルでどうぞ」と言われても、相手側はジャケットを着ているケースが少なくありません。迷ったときはジャケットを持っていくと安心です。

クリエイティブ・アパレル系

デザイナーやクリエイティブ職、アパレル業界の場合は、服装のセンスそのものが評価の一部になることがあります。清潔感を保ちつつ、自分らしさやセンスが伝わるコーディネートを心がけましょう。企業やブランドのテイストに合った服装を選ぶのも効果的です。

季節別の服装アドバイス

カジュアル面談の服装は季節によっても悩みどころが変わります。季節ごとの注意点を押さえておきましょう。

春・秋:最も選びやすい季節

ジャケット+シャツ+スラックスといったオフィスカジュアルの定番スタイルが最も映える季節です。気温に合わせて薄手のカーディガンやニットを活用するのもよいでしょう。

夏:暑くてもきちんと感を忘れずに

夏場はジャケットなしでも構いませんが、襟付きのシャツやきれいめのブラウスで「きちんと感」を維持しましょう。男性はポロシャツも選択肢に入ります。ただし、半袖であっても素材感のよいものを選び、タンクトップやノースリーブで直接来場するのは避けたほうが無難です。汗対策として、汗拭きシートやハンカチを持参し、面談前に身だしなみを整える時間を確保するとよいでしょう。

冬:コートやアウターにも配慮を

冬場は厚手のコートを着ていくことが多いですが、会場に入る前にコートを脱ぎ、腕にかけておくのがマナーです。面談中にコートの置き場所に困らないよう、コンパクトにたためるものを選ぶと便利です。ニットやセーターはカジュアルになりすぎる場合があるため、その上にジャケットを合わせるとバランスが取りやすくなります。

カジュアル面談でのNG服装・身だしなみ

「服装自由」と案内されていても、ビジネスの場にふさわしくない服装は避けるべきです。以下はカジュアル面談で実際に企業側から悪い印象を持たれた例として報告されているケースです。

まず、シワだらけ・毛玉だらけなど手入れがされていない服装は、清潔感のなさが目立ちます。次に、上下スウェットやジャージ、パジャマのようなルームウェアはカジュアルの域を超えています。Tシャツに短パン、サンダルといったリゾート風の服装も同様です。派手すぎるアクセサリーや強い香水、露出の多い服装もビジネスの場としては不適切と判断されやすいでしょう。

なお、企業から「普段の仕事での服装(Tシャツやジーンズなど)でお越しいただいています」といった具体的な補足がある場合は、それに従って問題ありません。あくまで指定がない場合の一般的なガイドラインとして参考にしてください。

服装は選考に影響する?カジュアル面談と評価の関係

カジュアル面談は原則として選考の場ではないため、服装だけで「落ちる」ということは基本的にありません。しかし、面談での第一印象がその後の選考にまったく影響しないとも言い切れません。

企業の担当者も人間ですから、「身だしなみがきちんとしていて好印象だった」「清潔感がなく仕事に対する姿勢が心配になった」といった印象は、無意識のうちに記憶に残ります。特にカジュアル面談後にそのまま選考に進む場合、面談時の印象がリセットされるわけではありません。

だからこそ、カジュアルな場であっても「ビジネスパーソンとしての最低限の身だしなみ」は意識しておきましょう。服装に気を遣うことは、相手への敬意の表れでもあります。

カジュアル面談の服装に関するよくある質問

「服装自由」と書いてあったら本当に何でもいい?

「服装自由」は「常識の範囲内で自由」という意味です。ビーチサンダルやサングラス、部屋着のような格好は企業にマイナスな印象を与える可能性があります。迷ったらオフィスカジュアルを選べば間違いありません。

リュックで行っても大丈夫?

IT系やスタートアップなどカジュアルな社風の企業であれば、きれいめのビジネスリュックは問題ないケースが多いです。ただし、金融やコンサルなどフォーマルな業界ではシンプルなビジネスバッグのほうが無難でしょう。

勤務中にそのまま参加する場合は?

現職の勤務中にカジュアル面談を受ける方も少なくありません。制服勤務やラフな服装の職場から直接参加する場合は、面談の冒頭で「勤務中のためこのような服装で失礼します」と一言添えると好印象です。可能であれば、ジャケットだけ持参して羽織るのもよい方法です。

オンラインなら上半身だけ整えればOK?

推奨しません。予期せぬタイミングで立ち上がったり、カメラの角度が変わったりして下半身が映ることは十分にあり得ます。上下ともにきちんとした服装で臨むことをおすすめします。気持ちの切り替えという面でも、全身を整えて面談に臨むほうが自信を持って話せるでしょう。

ネイルやアクセサリーはどこまでOK?

シンプルで控えめなものであれば問題ありません。ネイルは派手なアートや長すぎる爪は避け、ナチュラルカラーが無難です。アクセサリーも華美すぎず、さりげないものを選びましょう。業界やブランドのテイストに合わせる配慮があると好印象です。

まとめ

カジュアル面談の服装選びは、「清潔感」「きちんと感」「自分らしさ」の3つを意識すればむずかしくありません。対面では全身のトータルバランス、オンラインではカメラ映りと背景を含めた画面全体の印象がポイントになります。

迷ったらオフィスカジュアルを基準に、企業の業界や社風に合わせて微調整するのがベストです。事前に企業の採用ページやSNSで社員の雰囲気をチェックしておくと、適切な服装を選びやすくなります。

カジュアル面談は、企業のリアルな情報を得られる貴重な機会です。服装の心配をクリアにして、会話の内容に集中できる状態で臨みましょう。きちんとした身だしなみは相手への敬意であると同時に、自分の自信にもつながります。

カジュアル面談の服装ガイド|オンライン・対面・男女別コーデ例【2026年版】