カジュアル面談で聞くべき質問30選|逆質問テンプレート付き【転職・就活】

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カテゴリ: カジュアル面談

著者: 与謝秀作

カジュアル面談|質問

カジュアル面談に参加することが決まったものの、「どんな質問をすればいいの?」「企業側からは何を聞かれるの?」と不安を感じていませんか。カジュアル面談は選考とは異なる情報交換の場ですが、事前に質問を準備しておくかどうかで、得られる情報の質が大きく変わります。

この記事では、カジュアル面談で候補者側が聞くべき逆質問を目的別に30個厳選して紹介します。企業から聞かれることへの対策や、そのまま使えるテンプレートも用意しているので、ぜひ面談前の準備にお役立てください。

カジュアル面談とは?質問する前に知っておくべき基本

カジュアル面談とは、企業と候補者がお互いを理解するために行う、選考とは別の情報交換の場です。通常は応募前の段階で実施され、合否判定はありません。スカウト型採用やリファラル採用のファーストステップとして実施されるケースが増えており、学情の調査では約29%の企業がカジュアル面談を導入しています。

面接との最大の違いは「対等な対話」であることです。面接では企業が候補者を評価する場ですが、カジュアル面談では候補者も企業を評価する立場にあります。だからこそ、質問を事前に用意しておくことが重要なのです。ただし「カジュアル」とはいえ、面談での印象はその後の選考に影響する可能性があることも意識しておきましょう。

カジュアル面談で企業から聞かれること5つと回答のコツ

逆質問の準備と同じくらい大切なのが、企業側から聞かれることへの備えです。カジュアル面談では主に以下のような質問をされます。

1. 面談に参加した理由・きっかけ

「弊社に興味を持っていただけた理由を教えてください」という質問は、ほぼ確実に聞かれます。志望動機のように完璧な回答は不要ですが、企業のどこに関心を持ったのかを簡潔に伝えられるよう準備しておきましょう。スカウト経由の場合は、「スカウト文面の◯◯という点に興味を持ちました」と正直に伝えるだけで十分です。

2. 現在の仕事内容・経歴

「今のお仕事ではどのような役割を担当されていますか?」といった質問です。面接のように詳細を求められることは少ないですが、自分のキャリアを1~2分で説明できるよう整理しておくとスムーズです。

3. 転職を考えたきっかけ・転職活動の状況

転職理由にはネガティブな要素が含まれることもありますが、カジュアル面談では比較的本音で話しやすい空気があります。「キャリアアップしたい」「新しい領域に挑戦したい」など、前向きな言い換えを用意しつつも、正直に話すことで信頼関係が築きやすくなります。

4. キャリアプラン・今後の希望

「今後どのようなキャリアを描いていますか?」という質問では、具体的すぎる回答よりも、方向性が伝わる回答が好まれます。企業側はあなたのキャリア像と自社のポジションがマッチするかを確認したいと考えています。

5. 就職・転職活動の軸

「会社選びで重視しているポイントは何ですか?」という質問もよくあります。働き方、事業領域、社風など、自分が大切にしている軸を2~3つ整理しておくと答えやすくなります。ここでの回答をもとに、企業側があなたのニーズに合わせた説明をしてくれることも多いです。

【目的別】カジュアル面談で聞くべき逆質問30選

ここからが本題です。カジュアル面談で候補者側から聞くべき質問を、6つのカテゴリに分けて30個紹介します。すべてを聞く必要はありません。自分が最も知りたいカテゴリから5~8個を選んで準備しておくのがおすすめです。

仕事内容・業務に関する質問(5選)

入社後の働く姿を具体的にイメージするための質問です。求人票だけではわからないリアルな業務内容を把握できます。

① このポジションの1日の業務の流れを教えていただけますか? ② 入社後、最初の3か月で期待される役割や成果はどのようなものですか? ③ チーム内での役割分担はどのようになっていますか? ④ 仕事をしていて最もやりがいを感じる瞬間はどんなときですか? ⑤ 逆に、大変だと感じることや課題だと思うことはありますか?

④⑤のように「やりがい」と「大変さ」の両面を聞くことで、企業の実態をバランスよく理解できます。担当者の個人的な体験として聞くと、よりリアルな情報を引き出しやすくなります。

社風・カルチャーに関する質問(5選)

入社後のミスマッチを防ぐために最も重要なカテゴリです。Webサイトだけではわからない「空気感」を掴みましょう。

⑥ 社内のコミュニケーションスタイルはどのような感じですか?(チャット中心、対面重視など) ⑦ 新しいアイデアや提案が通りやすい雰囲気はありますか? ⑧ 現在活躍している方に共通する特徴があれば教えてください。 ⑨ 部署やチーム間の連携はどのように行われていますか? ⑩ 社内イベントやチームビルディングの機会はありますか?

⑧は特に有効な質問です。「活躍する人の特徴」を聞くことで、その企業が求める人物像と自分がマッチするかを判断できます。

キャリア・成長に関する質問(5選)

中長期的なキャリアを見据えた質問は、面談担当者に好印象を与えやすいカテゴリでもあります。

⑪ このポジションから将来的にどのようなキャリアパスが描けますか? ⑫ 評価制度はどのような仕組みですか? ⑬ スキルアップのための研修制度や資格取得支援はありますか? ⑭ マネジメント職とスペシャリスト職、どちらのキャリアも選べますか? ⑮ 中途入社の方で管理職になった事例はありますか?

⑬のような研修・支援制度の質問は、カジュアル面談だからこそ気兼ねなく聞けるテーマです。ただし、このカテゴリの質問ばかりだと「会社任せ」という印象を与えることもあるため、仕事内容への質問とバランスよく組み合わせましょう。

働き方・制度に関する質問(5選)

選考面接では聞きにくい待遇や働き方に関する質問こそ、カジュアル面談で確認しておきたいポイントです。

⑯ リモートワークの制度はありますか?実際の利用率はどのくらいですか? ⑰ フレックスタイム制度は導入されていますか?コアタイムはありますか? ⑱ 残業は月平均でどのくらいですか?繁忙期はいつ頃ですか? ⑲ 有給休暇の取得率はどのくらいですか? ⑳ 副業は認められていますか?

このカテゴリは聞きたいけれど遠慮してしまう方が多いですが、カジュアル面談はまさにこうした「本音の疑問」を解消する場です。ただし、待遇面の質問だけに偏ると事業への関心が薄い印象を与えるため、仕事内容の質問と織り交ぜることが大切です。

事業・ビジョンに関する質問(5選)

企業の将来性や方向性を確認する質問は、志望度の高さを自然にアピールすることにもつながります。

㉑ 今後注力していく事業領域や新規事業の計画はありますか? ㉒ 御社が現在直面している課題や、今後解決したいテーマはありますか? ㉓ 競合他社と比べたときの御社の最大の強みは何ですか? ㉔ この業界のトレンドに対して、御社はどのような戦略をお考えですか? ㉕ 新しく入るメンバーに最も期待していることは何ですか?

㉒は企業の本音を引き出しやすい質問です。カジュアル面談では良い面だけでなく課題も含めたリアルな情報を共有してもらえることが多いので、積極的に聞いてみましょう。

選考・入社に関する質問(5選)

選考に進む可能性がある場合は、事前に流れを確認しておくと安心です。

㉖ 今後の選考ステップはどのような流れになりますか? ㉗ 選考に進む場合、事前に準備しておくべきことはありますか? ㉘ このポジションの募集に至った背景を教えていただけますか? ㉙ 入社後のオンボーディング(受け入れ体制)はどのようになっていますか? ㉚ 今回のスカウトで私のどのような点に興味を持っていただけましたか?

㉚はスカウト経由でカジュアル面談に参加した場合に特に有効な質問です。企業がどこに魅力を感じてくれたのかを知ることで、その後の選考でのアピールポイントが明確になります。

【コピペOK】逆質問テンプレート集

面談当日にすぐ使えるよう、状況別の逆質問テンプレートをまとめました。◯◯の部分を自分の状況に合わせて書き換えてご利用ください。

スカウト経由で参加する場合のテンプレート

「スカウト文面で◯◯という点に興味を持ちましたが、実際の業務でもその要素は大きいですか?」 「私のプロフィールのどのような点に関心を持っていただけたのか、教えていただけますか?」 「御社の◯◯事業に関心がありますが、このポジションでその領域に関わる機会はありますか?」

自分から応募する場合のテンプレート

「御社の◯◯というサービスのユーザーなのですが、今後の展開予定について教えていただけますか?」 「◯◯の経験があるのですが、このポジションで活かせる場面はありそうでしょうか?」 「求人に◯◯と書かれていましたが、具体的にはどのような業務をイメージすればよいですか?」

面談の最後に使えるテンプレート

「本日のお話を伺って非常に興味が湧きました。選考に進む場合の次のステップを教えていただけますか?」 「入社までに学んでおくとよいスキルや知識があれば教えてください。」 「もし気になる点があれば、率直に教えていただけると嬉しいです。」

カジュアル面談で避けるべきNG質問

カジュアルな場とはいえ、以下のような質問は避けましょう。

まず、企業のWebサイトを見ればわかることを質問するのはNGです。「御社の事業内容を教えてください」のように、事前に調べればわかることを聞くと準備不足の印象を与えます。必ず公式サイトや求人情報には事前に目を通しておきましょう。

次に、待遇面だけに終始する質問も避けたいところです。「給料はいくらですか」「ボーナスは何か月分ですか」といった質問ばかりでは、仕事そのものへの関心が薄いと受け取られます。待遇面は選考が進んだ段階で確認しても遅くありません。

また、面接のようなアピールのしすぎも逆効果です。カジュアル面談の目的は相互理解であり、自分の強みを一方的に語る場ではありません。特に「カジュアル面談は選考とは無関係」と明言している企業で過度なアピールをすると、場の趣旨を理解していないと判断されることもあります。

最後に「特にありません」と逆質問をしないのも避けましょう。せっかく企業と直接対話できる貴重な機会を活かさないのはもったいないですし、関心の低さとして受け取られる可能性があります。

好印象を残す質問のコツ3つ

質問の内容だけでなく、聞き方にも工夫のポイントがあります。

1つ目は、企業研究をした上で深掘りする質問をすることです。「御社のIR資料で◯◯と拝見しましたが、現場ではどのように感じていらっしゃいますか?」のように、調べた上でさらに踏み込む質問は非常に好印象です。

2つ目は、担当者個人の体験を聞くことです。「◯◯さんがこの会社を選んだ理由を教えていただけますか?」「入社前と後でギャップはありましたか?」など、面談担当者の個人的なエピソードを聞くことで、Web上には載っていないリアルな情報が得られます。

3つ目は、自分の経験と紐づけて質問することです。「前職では◯◯の経験がありますが、御社ではそうしたスキルを活かせる場面はありますか?」のように、自分のバックグラウンドを自然に絡めることで、アピールと情報収集を同時に実現できます。

カジュアル面談の質問に関するよくある疑問

質問は何個くらい準備すべき?

5~10個程度を用意しておくのがおすすめです。面談の流れで既に説明された内容もあるため、多めに準備しておくと安心です。すべてを聞く必要はなく、会話の中で自然に出てきた疑問をアドリブで加えるのも効果的です。

メモを見ながら質問してもいい?

問題ありません。事前に質問リストを用意していることは、むしろ真剣に準備してきた証拠として好印象につながります。特にオンラインの場合はメモを手元に置いておきましょう。対面の場合も「いくつか質問をまとめてきたのですが」と一言添えれば自然です。

年収や福利厚生について聞いてもいい?

カジュアル面談では、選考面接よりも聞きやすい雰囲気があります。リモートワーク、フレックスタイム、有給取得率など、働き方に関する質問は問題ありません。ただし、具体的な年収額をいきなり聞くのは避け、「想定されている年収レンジ」程度の聞き方にとどめるのが無難です。

逆質問で志望度の高さをアピールできる?

はい、質問内容から企業への関心の深さが伝わるため、逆質問はアピールの場にもなります。企業研究をした上での質問や、自分の経験を絡めた質問は、自然に「この人は本気で検討してくれている」という印象を与えます。ただし、カジュアル面談では過度なアピールは逆効果になるため、あくまで情報交換という姿勢を大切にしましょう。

まとめ

カジュアル面談は、企業と候補者が対等にお互いを知るための貴重な機会です。準備なしで臨むと「特に聞きたいことがない」と何も得られずに終わってしまうこともあります。

この記事で紹介した30の質問例から、自分の状況や優先度に合わせて5~8個を選んでおくだけで、面談の質が大きく変わります。仕事内容、社風、キャリア、働き方、事業ビジョン、選考プロセスの6カテゴリからバランスよく選ぶのがコツです。

企業から聞かれることへの回答も事前に整理し、テンプレートを活用して自分だけの逆質問リストを作成しておきましょう。しっかり準備したカジュアル面談は、転職成功への大きな一歩になるはずです。

カジュアル面談で聞くべき質問30選|逆質問テンプレート・聞かれること対策【2026年版】