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カジュアル面談で聞かれること7選|転職意欲・志望理由の答え方と回答例

カジュアル面談で聞かれること7選と答え方・回答例。候補者が担当者と対話するイラスト。

公開日: 2026/10/07

最終更新日: 2026/10/07

カテゴリ: カジュアル面談

著者: 与謝秀作

カジュアル面談で聞かれることを準備するときは、現在の仕事、転職を考える理由、興味のある仕事、企業への関心、転職時期、働き方の希望、得意なことの7項目を整理しておくと会話を進めやすくなります。

応募を決めていない段階なら、志望動機を完成させる必要はありません。「まだ比較している」「詳しく知りたい」と現在地を伝え、経験や希望を具体的に話しましょう。この記事では企業から聞かれたときの答え方を扱います。自分から企業に聞く質問は、カジュアル面談の逆質問30選を参考にしてください。

カジュアル面談でも質問される理由

企業があなたの経歴や希望を知らなければ、どの仕事や部署を紹介すればよいか判断しにくいためです。質問は、応募を迫るためだけに行われるものではありません。担当者が求人との接点を探したり、関心に合わせて説明を変えたりする目的も考えられます。

ただし、「カジュアル面談」という名称だけで選考との関係は決まりません。招待文で応募前の情報交換なのか、選考の一部なのかを確認してください。曖昧なら、冒頭に「本日は情報交換の場という理解でよろしいでしょうか」と聞くと話す範囲を決めやすくなります。

面談の位置づけや通常の流れは、カジュアル面談とは?で確認できます。以下の質問は準備用の例であり、すべての企業が同じ7問を聞くという意味ではありません。

カジュアル面談で聞かれること7選と回答例

回答は「現在の状況→具体例→今回知りたいこと」の順にすると、短くても内容が伝わります。以下は架空の人物を想定した例です。数値や経験をそのまま使わず、自分の事実に置き換えてください。

1. 現在はどんな仕事をしていますか?

肩書だけで終わらず、誰に対して何を担当しているかを説明します。専門用語を並べるより、相手が部署を紹介できる程度の具体性を目指しましょう。

回答例:「法人向けサービスの営業を担当しています。新規提案に加え、導入後の活用相談にも関わっています。最近は営業と運用の間で情報をつなぐ仕事に関心があり、御社では営業担当がどこまで顧客支援を担うのか知りたいです。」

新卒から同じ会社にいる場合も、会社紹介を長くする必要はありません。担当業務、自分の役割、関心のある領域を分けて話すと伝わります。

2. なぜ転職を考えているのですか?

現職の課題と、次の環境で実現したいことをセットにします。困っている事情を無理に明るい言葉へ置き換える必要はありませんが、他人の評価だけで終わらせないようにします。

回答例:「現在は短期の売上目標に関わる業務が中心です。顧客が継続して使える仕組みづくりにも取り組みたいと考え、役割を広げられる環境があるか情報収集しています。現職でも改善提案はしていますが、担当範囲には限りがあります。」

不満がある場合は「上司が悪い」より「担当業務が当初の想定と異なる」のように、起きている事実を話しましょう。社外秘の売上や顧客名まで開示する必要はありません。

3. 今後どんな仕事をしたいですか?

職種名が決まっていなくても、増やしたい業務と活かしたい経験を説明できます。「成長したい」だけでは、どの仕事を紹介すればよいか相手が判断できません。

回答例:「職種はまだ絞り切れていません。顧客の課題を整理し、社内の開発・運用担当と改善につなげる仕事を増やしたいです。これまでの提案経験を活かせる営業企画や顧客支援の役割を比較しています。」

未経験職種に関心があるなら、経験の接点と不足している知識を分けて話します。できることを広く見せるより、入社後に学ぶ必要がある部分まで認識している方が、現実的な情報を得やすくなります。

4. 当社に興味を持った理由は何ですか?

応募前でも、興味を持った入口は伝えられます。会社全体を褒めるより、求人や事業のどの部分を詳しく知りたいのか説明してください。

回答例:「求人にあった導入後の顧客支援まで担当するという点に興味を持ちました。一方、営業と顧客支援の役割分担はまだ理解できていません。実際の担当範囲を伺って、自分の経験との接点を考えたいです。」

スカウトがきっかけなら、そのまま伝えて構いません。「スカウトをいただき、事業を調べる中で〇〇に関心を持った」と、連絡後に調べた内容を一つ添えると会話が進みます。

5. 転職時期や他社の選考状況はどうですか?

企業は面談後の案内や日程を調整するために聞く場合があります。情報収集、応募開始、選考中など、いまの段階と決まっている期限を区別して答えましょう。

回答例:「いまは情報収集の段階で、退職日は決まっていません。仕事内容を比較し、応募先を絞ってから現職の引継ぎ期間も含めて検討したいです。今月中は複数社のお話を伺う予定です。」

他社名や選考内容の詳細をすべて伝える必要はありません。回答を控えたいときは「社名は控えますが、同じ職種で一次面接が進んでいます」と、日程調整に必要な情報を残す方法があります。

6. 年収や勤務地、働き方の希望はありますか?

希望と必須条件を分けます。柔軟に検討できることまで「必須」と言い切ると、紹介できる仕事が狭くなる可能性があります。反対に、生活上必要な条件を曖昧にすると、後で調整が難しくなります。

回答例:「勤務地は東京を希望しています。転居は難しいため勤務地は重視していますが、出社頻度は仕事内容と通勤時間を踏まえて相談できます。年収は職務範囲や固定残業代の扱いも確認したうえで検討したいです。」

具体的な金額を話す場合は、現在の年収と希望年収を混同しないようにします。希望の根拠を経験や担当範囲から説明し、面談だけで条件が確定したと受け取らないことも大切です。

7. 得意なことや、これまでの成果を教えてください

大きな実績でなくても、課題に対して自分が何をしたか説明できれば会話の材料になります。チームの成果と自分の担当を分けて話しましょう。

回答例:「問い合わせが営業担当ごとに分散していたため、よくある相談を整理して共有しました。私は相談内容の分類と運用担当への確認を担当し、チームで回答用の資料を作りました。数字で効果を測るところまではできていませんが、情報を整理して他部署と進める仕事に強みがあります。」

数字がない成果を無理に数値化したり、自分が担当していない成果まで含めたりする必要はありません。取り組みの範囲がわかる説明の方が、次の質問に答えやすくなります。

転職意欲が低い・志望動機がないときの伝え方

「今すぐ転職したいわけではない」と言うだけで終えると、相手は何を説明すればよいか迷います。現在地に加え、面談を受けた理由と持ち帰りたい情報を伝えましょう。

  • 転職を急がない場合:「すぐの転職は予定していませんが、将来の選択肢として〇〇の仕事を知りたいです。」
  • 志望動機が固まっていない場合:「応募を判断する前に、担当業務と期待される経験を理解したいと考えています。」
  • 希望職種を比較している場合:「〇〇と△△を比較中です。経験を活かせる範囲と、入社後に学ぶ部分を伺いたいです。」

熱意を高く見せるために、決めていない応募や入社を約束する必要はありません。面談後に関心が変わった場合も、その時点の判断を伝えればよいのです。

答えが思いつかない質問への対応

その場で答えを作るより、考える時間を取る方が正確です。「少し整理してお答えしてもよいでしょうか」と伝え、質問の意味が広い場合は「業務経験についてのお話でしょうか」と確認します。

覚えていない実績の数値は「正確な数字を確認してからお伝えします」と答えます。守秘義務がある情報は「詳細は開示できませんが、私が担当した範囲としては」と範囲を限定してください。

仕事との関係がわからない私生活の質問には、確認したい目的を聞く方法があります。厚生労働省は、採用選考で本籍・家族・思想信条などを把握することへの注意を示しています。公正な採用選考のための留意点も確認してください。

面談前に作る「回答メモ」は7行で十分

長い台本ではなく、7項目に各1行ずつメモを作ります。どの回答にも、実際の業務や希望が一つ入っているか確認してください。転職時期と必須条件は、面談の直前に見直すと説明の食い違いを防ぎやすくなります。

たとえば「顧客支援に興味がある」「仕事内容を知ってから応募を決める」「転居はできない」という三つが決まっていれば、面談全体の軸ができます。言葉を一字一句覚える必要はありません。

企業研究や当日の準備手順は、カジュアル面談の準備チェックリストにまとめています。正式な選考に進む場合は、転職面接の質問50選で質問の幅を広げましょう。

よくある質問

カジュアル面談で志望動機を聞かれたら、応募意思が必要ですか?

応募前の情報交換なら、興味を持った理由と、応募前に確認したいことを伝える答え方があります。選考の一部なら求められる説明が異なるので、面談の位置づけを確認してください。

転職理由を話したくない場合はどうすればよいですか?

私生活や社内事情の詳細まで話す必要はありません。「今後は〇〇の業務を増やしたい」のように、次の環境で重視することを中心に説明できます。

回答はどのくらいの長さがよいですか?

最初は要点と具体例を短く伝え、相手の追加質問に合わせて補足する方法がおすすめです。一定の秒数を守るより、相手が質問できる余白を残しましょう。

カジュアル面談で聞かれることへの準備は、自分を良く見せる台本づくりではなく、経験・希望・未確定事項を整理する作業です。7項目を自分の言葉で説明できれば、企業から得たい情報も具体的になります。

 

 

 

 

目次

  1. カジュアル面談でも質問される理由
  2. カジュアル面談で聞かれること7選と回答例
  3. 転職意欲が低い・志望動機がないときの伝え方
  4. 答えが思いつかない質問への対応
  5. 面談前に作る「回答メモ」は7行で十分
  6. よくある質問

 

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