退職時にもらう書類一覧|失業給付・転職に必要な5書類
目次
退職するとき、会社からはいくつもの書類を受け取ることになります。これらの書類は、失業給付の申請、転職先での年末調整、健康保険や年金の切り替えなど、退職後の生活と手続きに直結する大切なものばかり。受け取り損ねると、給付金がもらえなかったり、手続きで二度手間になったりすることもあります。
この記事では、退職時に会社からもらうべき5つの主要な書類を中心に、それぞれの使い道、いつもらえるのか、なくしたときの再発行方法までを徹底解説します。退職前のチェックリストとして活用してください。
退職時にもらう書類はなぜ重要?まずは全体像を押さえよう
退職時にもらう書類は、大きく分けて「失業給付の申請に使うもの」「転職先に提出するもの」「税金・社会保険の手続きに使うもの」の3つの目的に分類されます。すべての書類が全員に必要なわけではなく、退職後の状況(すぐ転職するか、転職活動するか、独立するか)によって必要な書類は変わります。
代表的な書類は以下の5つです。これらを覚えておけば、退職時の書類対応はほぼ網羅できます。
- 離職票(失業給付の申請に必要)
- 雇用保険被保険者証(転職先に提出)
- 源泉徴収票(年末調整・確定申告に必要)
- 年金手帳または基礎年金番号通知書(年金手続きに必要)
- 健康保険資格喪失証明書(健康保険の切り替えに必要)
それぞれの書類について、目的・受け取りタイミング・注意点を詳しく見ていきましょう。
①離職票|失業給付を受けるための最重要書類
離職票は、ハローワークで失業給付(基本手当)の申請をする際に必須となる書類です。退職した事実とその理由、退職前の賃金額などが記載されており、給付額や給付日数の算定に使われます。
離職票が必要な人
退職後すぐに転職せず、ハローワークで失業給付を受け取る予定の人は必ず受け取ってください。一方、退職後すぐに次の会社に入社する人や、独立・自営業を始める人は失業給付の対象外となるため、離職票は不要です。
ただし、退職時点で「すぐ再就職するから不要」と判断していても、状況が変わって失業給付が必要になるケースもあります。退職時には念のため発行を依頼しておくと安心です。
離職票はいつもらえる?
離職票は、退職日後に会社がハローワークに「離職証明書」を提出し、それを受けてハローワークから会社経由で本人に交付される流れになります。雇用保険の被保険者でなくなった日の翌日から10日以内に会社が手続きする義務があり、退職者の手元に届くのは退職日からおおむね10日〜2週間後が一般的です。
もし退職から3週間以上経っても届かない場合は、まず会社に連絡し、それでも対応されない場合はハローワークに相談すると会社に催促してもらえます。
離職票は「-1」と「-2」の2種類
離職票には「離職票-1」と「離職票-2」の2種類があり、両方を受け取る必要があります。
- 離職票-1:雇用保険被保険者資格喪失届の通知書。本人が振込先口座を記入する欄がある
- 離職票-2:離職理由や退職前の賃金が記載された書類。離職理由に異議があれば本人記入欄で申し立てできる
離職票-2の離職理由は、失業給付の受給開始時期や給付日数に大きく影響します。会社都合か自己都合かで給付開始のタイミングが変わるため、記載内容が事実と異なる場合は必ず申し立てをしましょう。
なくしたときの再発行
離職票を紛失した場合は、退職者本人がハローワークの窓口、または電子政府の総合窓口「e-Gov」で再交付申請ができます。準備するものは、雇用保険被保険者離職票再交付申請書・身分証明書・雇用保険被保険者証などです。会社経由よりも本人が直接申請する方が早く済みます。
②雇用保険被保険者証|転職先に必ず提出する書類
雇用保険被保険者証は、雇用保険に加入していたことを証明する書類で、転職先で雇用保険の手続きをする際に提出が求められます。被保険者番号(11桁)が記載されており、転職先でもこの番号を引き継いで使うことになります。
雇用保険被保険者証が必要な人
転職を予定しているすべての人に必要です。失業給付の手続きで「離職票」を使うのとは別物なので、混同しないように注意しましょう。
「失業給付を受けるなら離職票」「再就職するなら雇用保険被保険者証」とセットで覚えておくと整理しやすくなります。
いつもらえる?保管しているケースも
雇用保険被保険者証は、会社が在職中に保管しているケースと、入社時に本人へ渡されて自分で保管しているケースがあります。退職時に会社から渡されない場合は、自分の手元にすでにあるかを確認してください。
退職日には他の書類とまとめて返却・交付されることが多いですが、会社により異なります。事前に「いつ受け取れるか」を人事担当者に確認しておくとスムーズです。
なくしたときの再発行
紛失してしまった場合は、ハローワークで再発行が可能です。本人確認書類を持参すれば原則即日発行されます。退職した会社に依頼することもできますが、直接ハローワークに行く方が早く済みます。
③源泉徴収票|転職先の年末調整・確定申告に必要
関連記事

退職届と退職願の違い|書き方・提出マナー・テンプレート完全ガイド
退職願と退職届の違いを徹底解説。法的な意味の違い、提出タイミング、そのまま使える縦書きテンプレート、封筒の選び方、手渡しマナーまで網羅。円満退職を目指す方必見のガイドです。

