レスポンシブ広告とは?RSA・RDAの入稿規定と改善手順

レスポンシブ広告は、登録した複数の素材を掲載状況に合わせて組み合わせる広告です。検索広告のRSAとディスプレイ広告のRDAでは、使う素材と掲載環境が異なります。「自動で最適化されるから、文章や画像を多く入れればよい」とは考えず、どの組み合わせでも正しく伝わる素材を用意します。
この記事の入稿例はGoogle広告について、2026年10月1日に確認した仕様を基準にしています。他社広告や別の形式へそのまま適用しないでください。
RSAとRDAを比較する
項目 | RSA:レスポンシブ検索広告 | RDA:レスポンシブディスプレイ広告 |
|---|---|---|
主な掲載環境 | 検索結果 | Webサイト・アプリ等の広告枠 |
主な素材 | 見出し、説明文 | 画像、ロゴ、見出し、説明文、動画等 |
設計の中心 | 検索の疑問と提供条件への回答 | 視覚的な理解と次の行動 |
主な点検 | 表現の重複、必須条件、リンク先 | トリミング、文字の可読性、素材の組み合わせ |
入稿前に確認する規定
GoogleのRSA公式説明では、見出しは最大15個・各30文字、説明文は最大4個・各90文字です。日本語など全角文字は2文字として数えるため、「日本語30文字をそのまま入れられる」とは限りません。
RDAの画像素材 | 推奨サイズの例 | 最小サイズの例 |
|---|---|---|
横長画像(1.91:1) | 1200×628 | 600×314 |
正方形画像 | 1200×1200 | 300×300 |
横長ロゴ(4:1) | 1200×300 | 512×128 |
正方形ロゴ | 1200×1200 | 128×128 |
RDAは公式の作成手順にあるファイル容量、見出し・説明文等の条件も確認します。ここにない素材形式や自動生成の設定は、入稿する画面とヘルプで確認してください。サイズを満たしても、重要な情報が切れていれば使いやすい素材ではありません。
一つの商材で素材を作る例
架空のチーム向け予約管理ソフトを例にします。無料範囲や支援条件などは、実際の商品に合わせて検証してから表現します。
役割 | 見出し例 | 説明文で補足する内容 |
|---|---|---|
課題 | 予約の重複を確認 | 予定を一覧で見直せる具体的な機能 |
用途 | チームの予約管理 | どの担当者が、何を共有できるか |
比較 | 機能と料金を比較 | 利用人数やプランごとの条件 |
次の行動 | 導入ガイドを見る | クリック先で読める内容 |
同じ意味の言い換えだけを大量に追加するより、異なる判断材料を用意します。「完全無料」と「有料プラン限定」が並ぶ、対象者や期間が矛盾する、見出しが同じ説明を繰り返す、といった組み合わせを避けます。
固定表示と必須条件の扱い
RSAでは位置の固定ができますが、固定したすべての位置が毎回表示されるわけではありません。Googleは見出し1・2、説明文1の固定と、見出し3・説明文2の固定で表示の扱いを区別しています。毎回必要な条件がある場合は、表示される位置と遷移先を確認し、審査や法務の確認も含めて設計します。
固定を増やすほど組み合わせの自由度は小さくなります。必須表現のために固定するのか、順番を好みに合わせたいだけなのかを分けて考えましょう。
公開前のチェックリスト
- 各見出し・説明文が単独でも意味を持つ。
- 価格、期間、対象者、無料範囲がどの組み合わせでも矛盾しない。
- 必須条件が省略される可能性を確認した。
- 画像やロゴの縦横比、容量、権利、トリミングを確認した。
- 広告の約束と遷移先の情報が一致する。
- 成果の成功条件と重複防止を確認した。
プレビューは代表的な表示の確認に役立ちますが、すべての掲載状況を保証するものではありません。自動作成・加工の機能を使う場合も、許可範囲と結果を確認できる担当を決めます。
改善は広告の評価表示だけで決めない
広告の有効性などの診断表示は素材改善の手掛かりですが、売上や有効問い合わせそのものではありません。組み合わせ別の配信結果も、均等に割り付けたA/Bテストとは条件が異なります。
変更するときは、対象と期間をそろえ、どの仮説を確かめたか記録します。例えば「価格条件が分かりにくいため対象外のクリックが多い」という仮説なら、価格説明を改善し、CTRだけでなく有効問い合わせ率やCPAまで見ます。少ない表示や成果だけで素材を次々に入れ替えず、成果が確定するまでの時間も考慮してください。
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出典・確認先
媒体仕様・公開資料は2026年10月1日に確認しました。利用できる機能や画面はアカウント・地域で異なる場合があるため、設定前に公式案内を確認してください。




