インテリアコーディネートを個人で受注するには|範囲・料金設計・進め方

個人でインテリアコーディネートを受けるときは、家具や色の提案、採寸、購入支援、設計・施工のどこまで担当するかを最初に決めます。部屋の雰囲気を整える提案と、建物や設備を変更する仕事は同じではありません。できる範囲、成果物、確認が必要な事項を明示してサービスを設計しましょう。
業務範囲を分けて販売する
範囲 | 納品物の例 | 別途確認すること |
|---|---|---|
オンライン相談 | 課題整理と提案メモ | 採寸や現況確認を誰が行うか |
家具・色・配置の提案 | 配置案、商品リスト、イメージ | 商品在庫、サイズ、実際の色の確認 |
訪問・採寸 | 寸法記録と現場確認 | 訪問範囲、交通費、写真の許可 |
買付・配送調整 | 注文や搬入の支援 | 立替、返品、遅延、破損時の担当 |
設計・施工を伴う変更 | 専門業者と合意した成果物 | 内容に応じた資格・許可・責任の確認 |
資格の名称だけで何でもできると判断せず、依頼内容に必要な専門性を確かめます。壁、電気、水回り等の変更を、家具提案の延長で引き受けないようにし、建物側の管理者や担当業者と確認します。
ヒアリングでは生活と寸法を具体化する
部屋の用途・使う人:[ ]
困っている行動と、変えたいこと:[ ]
間取り、寸法、開口部、コンセント等:[ ]
残す家具と処分する家具:[ ]
商品購入予算/サービス予算:[ ]
賃貸や管理規約の制約:[ ]
訪問・採寸・搬入の可否:[ ]
好みの参考画像と、好きな要素:[ ]
「おしゃれにしたい」を、通路を確保したい、作業場所を増やしたい、収納物を出し入れしやすくしたい、などの行動へ置き換えます。オンラインでは測定箇所を図示し、寸法が未確認の部分は仮定として提案に記載してください。写真だけでサイズを断定しないことが大切です。
料金は提案書以外の時間も含める
工程 | 架空の工数 |
|---|---|
事前確認・面談 | 1時間 |
配置・商品候補の作成 | 3時間 |
提案説明 | 1時間 |
合意した修正・納品整理 | 1時間 |
計 | 6時間 |
仮に時間当たり3,000円で設計すると、6時間で18,000円です。これは相場ではなく計算例で、税、交通費、商品代、仲介手数料、追加作業を含めていません。現場訪問や採寸を増やす場合は別に見積もります。低価格で始めればレビューが増え、一定倍率で値上げできるという保証はありません。
購入前に、寸法・搬入・返品を確認する
確認対象 | 具体的な項目 |
|---|---|
設置 | 家具本体、扉の開閉、椅子を引く空間、通路 |
搬入 | 玄関、階段、廊下、エレベーター、梱包寸法 |
購入 | 型番、色、数量、在庫、送料、組立費 |
変更・返品 | 注文後の変更可否、返品条件、手数料 |
役割 | 誰が注文・支払・受取・不具合連絡をするか |
提案時に購入できた商品が、注文時も同じ価格や在庫とは限りません。代替商品の提案を含むか、いつまで対応するかを決めます。依頼主が直接購入する形と、制作者が購入代行する形では、立替や返品対応が変わります。
納品物と修正の条件をそろえる
- 提案書に、前提寸法、配置、商品候補、購入時の確認事項を含める。
- 一度にまとめる修正回数と、別室・別テイストへの変更を分ける。
- 採寸済みの情報と、依頼主が確認する仮定を区別する。
- 実際の色や使い心地は、可能な範囲で現物・サンプル確認へ案内する。
見本として、架空の一室の課題→配置案→商品選定理由→必要な確認をまとめると、完成イメージだけよりサービスの内容が伝わります。実在の顧客宅を使う場合は、住所、間取り、家族情報が分かる写真の公開範囲を個別に合意します。
受注から完了までの流れ
- ヒアリングで目的と予算、担当範囲を確定する。
- 資料・寸法をそろえ、未確認箇所を明示する。
- 配置案を承認してから商品候補を具体化する。
- 購入条件と搬入を確認し、最終提案を納品する。
- 残る確認、追加対応、写真等の保管・削除を合意する。
条件は書面に残し、適用される取引ルールはフリーランス法の公式案内も確認します。継続受注を約束する表現より、何が完成したら依頼が終わるかを明確にすることが、無理のない運営につながります。
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出典・確認先
公開情報は2026年9月30日に確認。個別の条件・最新の案内は各リンク先で確認してください。




