慶弔休暇は何日取れる?対象・有給無給・申請時の確認ポイント

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カテゴリ: 働き方, 転職, 転職の不安・課題解決
著者: 与謝秀作
慶弔休暇に全国一律の取得日数はありません。結婚や家族の葬儀などのために会社が設ける特別休暇で、対象となる出来事・続柄、日数、有給か無給か、申請方法は自社の規程で確認します。「配偶者なら必ず10日」「パートは取れない」といった一般化はできません。
急な忌引きでは、書類を全部そろえるより先に、会社へ勤務できないことと分かっている日程を連絡します。まだ葬儀や復帰日が決まっていなければ、その旨を伝え、確定後に更新すれば構いません。必要な休みを短く切り上げることを、評価を得る方法にする必要はありません。
慶弔休暇とは何か
読み方は「けいちょうきゅうか」です。「慶」は祝い事、「弔」は死を悼むことを指します。会社の規程では、結婚休暇、忌引き休暇などに分かれている場合もあります。名称が違っていても、まず対象事由と適用される規程を確認しましょう。
会社が設ける慶弔休暇は、年次有給休暇とは別の制度です。特別休暇を任意に設ける考え方は厚生労働省:特別な休暇制度とはで説明されています。本人の出産・育児・介護に関係する法令上の休業や休暇は、会社の慶弔休暇だけで代わりになるわけではありません。必要な場面では人事に該当する制度を確認します。
日数表は「相場」ではなく、自社の確認表にする
事由・続柄 | 自社の対象か | 付与日数 | 給与 | 期限・起算日 |
|---|---|---|---|---|
本人の結婚 | __ | __日 | 有給/無給/要確認 | __ |
配偶者の死亡 | __ | __日 | 有給/無給/要確認 | __ |
父母・子の死亡 | __ | __日 | 有給/無給/要確認 | __ |
祖父母・兄弟姉妹等の死亡 | __ | __日 | 有給/無給/要確認 | __ |
配偶者の父母等の死亡 | __ | __日 | 有給/無給/要確認 | __ |
その他の事由・関係 | __ | __日 | 有給/無給/要確認 | __ |
表に日数を入れるときは、規程の名称と確認日もメモします。配偶者の出産、子の結婚、遠方への移動、喪主を務める場合などが対象になるかも、必要に応じて追加してください。他社の制度やインターネット上の目安を、そのまま自分が取得できる日数として使わないことが大切です。
続柄は「本人から見た関係」で確認する
親等は親族関係の世代数で定める考え方です。配偶者は父母や子のような血族の親等に並べて「0親等の血族」と説明しません。法務省の資料も、配偶者の関係を親等による世代数とは別に述べています。法務省:親等と配偶者の関係についての注記。
本人から見た続柄 | 整理の仕方 | 規程で確認する点 |
|---|---|---|
配偶者 | 配偶者として確認する | 法律婚、事実婚、パートナー等の定義 |
父母・子 | 1親等の血族として整理 | 養親・養子等を含む規程の書き方 |
祖父母・兄弟姉妹・孫 | 2親等の血族として整理 | 対象の続柄と日数 |
配偶者の父母等 | 姻族として続柄を具体的に伝える | 血族と同じ扱いか、別の定めがあるか |
法律上の親族の範囲が、そのまま会社の休暇対象になるわけではありません。「祖母」だけでは、自分の祖母か配偶者の祖母かが曖昧になる場合があります。申請時は本人から見た関係を伝え、規程にない関係や表現が不明な場合は人事に相談してください。
日数の数え方と開始日を確認する
同じ「3日」でも、暦日で数えるか、所定労働日で数えるかで休める期間が変わります。死亡日、葬儀日、会社へ連絡した日など、いつから数えるかも確認が必要です。申請日を自己判断で起算日にしないようにします。
確認項目 | 質問例 |
|---|---|
起算日 | 死亡日や葬儀日のどの日から数えますか。日程変更がある場合はどうなりますか。 |
暦日・勤務日 | 土日や会社休日は、慶弔休暇の日数に含まれますか。 |
連続・分割 | 連続で取る必要がありますか。式と手続きで日が分かれる場合は相談できますか。 |
移動・追加の休み | 遠方の移動や喪主の手続きで不足する場合、どの制度を相談できますか。 |
有給・無給 | 期間中の給与と勤怠はどのように記録されますか。 |
架空の3日間の数え方
以下は、開始日を金曜とする架空の比較です。月〜金勤務、土日休みとし、起算日その他の条件は同じと仮定します。実際の会社規程を説明するものではありません。
架空の規程 | 3日として数える日 | 土日も含めた休みの範囲 |
|---|---|---|
暦日で連続3日 | 金・土・日 | 金〜日 |
所定労働日で3日 | 金・月・火 | 金〜火(土日は会社休日) |
これだけでも復帰日は変わります。休みが足りない場合は、年次有給休暇や他の制度を追加できるか相談します。追加の休みを、連絡せずに慶弔休暇として延ばすのではなく、種類と日数を確認して申請しましょう。
パート・有期雇用も、一律に対象外と考えない
会社が任意で制度を導入していることと、雇用形態による待遇差が適切かどうかは別の問題です。兵庫労働局の案内は、同一労働同一賃金ガイドラインの原則として、短時間・有期雇用労働者にも通常の労働者と同一の慶弔休暇の付与と有給の保障を行うことを示しています。兵庫労働局の制度案内。
日数、対象となる親族、有給無給の差がある場合は、差の内容と理由を人事に聞き、公的窓口に相談できます。勤務日数やシフトなど個別事情を踏まえる必要があるため、雇用形態の名称だけで結論を出さないようにします。厚生労働省:不合理な待遇差の点検・検討マニュアルも確認してください。
急な忌引きの連絡は、分かっている情報から
- 会社の連絡方法に沿って上司・担当窓口へ休む必要を伝える。
- 本人から見た続柄と、分かる範囲の日程・欠勤見込みを伝える。
- 慶弔休暇の対象、給与、申請、必要書類を確認する。
- 日程が確定したら更新し、可能な範囲の引継ぎを相談する。
- 休暇後、未提出の手続きがあるか確認する。
急な連絡・架空例文
件名:忌引きに伴う休暇の相談
父が亡くなり、葬儀と手続きのため本日から勤務を休む必要があります。現時点では○月○日までを見込んでいますが、葬儀日程は確認中です。慶弔休暇の適用と申請方法をご案内いただけますでしょうか。担当案件Aの状況は共有フォルダにあり、緊急の確認は上司Bさんへご相談をお願いします。日程が確定次第、改めて連絡します。
これは架空例です。連絡が難しい状況では、信頼できる人に連絡を手伝ってもらう方法もあります。細かな引継ぎができない場合は、その事情を伝えましょう。常に連絡可能であることを約束する必要はなく、連絡が取れる時間や方法を必要に応じて調整します。
書類と給与は、必要な範囲を聞いて確認する
会社から証明書類を求められたら、何を、いつまでに、どこへ提出するか確認します。急に入手できない場合は、後日提出や代わりの書類が可能か相談してください。戸籍など、家族情報を含む書類を自分で広く集める前に、必要な内容と提出方法を聞きましょう。
勤怠の区分、給与控除の有無、年休残高が使われていないかは、申請結果や給与明細で確認します。説明と違う記録があれば、対象期間と承認内容を示して人事へ照会します。結婚や葬儀への対応に必要な時間を確保しながら、手続きの不明点を一つずつ確認してください。
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出典・確認先
制度の公開情報は2026年10月5日に確認。個別の条件は各案内・窓口で確認してください。




