
「自分だけのオリジナルスタンプを作りたい」「手書きイラストをLINEスタンプにして販売してみたい」——そう思ったことはありませんか? LINEスタンプは、公式アプリ「LINEスタンプメーカー」を使えばスマホだけで無料で作れる時代になりました。絵心がなくても写真やデコフレームを活用すれば簡単に作成できますし、イラストが得意な方はProcreateやCLIP STUDIO PAINTなどのお絵描きアプリで本格的なスタンプを制作することも可能です。
本記事では、スタンプの作り方を「LINEスタンプメーカーで作る方法」「手書きイラストで作る方法」「デジタルツールで本格的に作る方法」の3つに分けてわかりやすく解説します。さらに、LINE Creators Marketへの登録から審査・販売までの手順も網羅。スタンプの自作に興味がある方はぜひ最後までお読みください。
LINEスタンプとは、LINEのトークルームで使えるイラストや写真ベースの表現素材のことです。テキストでは伝えにくい感情やニュアンスを、キャラクターの表情やしぐさで簡潔に伝えられるのが魅力です。スタンプは誰でも自作して販売することができ、LINE Creators Marketに登録すれば世界中のLINEユーザーに使ってもらえます。
スタンプの種類は主に「静止画スタンプ」「アニメーションスタンプ」「カスタムスタンプ(テキスト入力可能)」「メッセージスタンプ」があります。初心者が取り組みやすいのは静止画スタンプで、8個・16個・24個・32個・40個のいずれかのセットで申請します。販売価格は120円〜610円の範囲で設定でき、売上の35%がクリエイターに分配されます。販売せずに自分だけで使いたい場合でも、審査を通す必要がある点は覚えておきましょう。
スタンプの作り方に入る前に、画像の規格を確認しておきましょう。LINEスタンプの画像サイズは、スタンプ画像が最大で幅370×高さ320ピクセル(偶数値のみ)、メイン画像が幅240×高さ240ピクセル、トークルームタブ画像が幅96×高さ74ピクセルと決まっています。ファイル形式はPNG形式で、背景は透過が必須です。画像の端とイラストの間には10ピクセル程度の余白を設けることが推奨されており、余白にイラストがはみ出すと審査でリジェクトされる場合があります。
なお、LINEスタンプメーカーアプリで作成する場合はこれらの規格を自動で調整してくれるため、細かな画像サイズを気にする必要はありません。PCやイラストアプリで制作する場合のみ、規格に合わせて画像を書き出す必要があります。
もっとも手軽なスタンプの作り方は、LINE公式の「LINEスタンプメーカー」アプリを使う方法です。iPhone・Android両方に対応しており、無料でダウンロードできます。アプリ内でスタンプの作成から審査申請、販売まですべて完結するため、パソコンがなくても問題ありません。
アプリを起動したら、画面下部の「+」ボタンからスタンプ作成を開始します。作成方法は「カメラで撮影」「アルバムから選択」「イラストを描く」などから選べます。写真を使う場合は、自動切り抜き機能で被写体だけをきれいに切り取り、デコフレームやステッカー、テキストを追加してアレンジします。自分で絵を描きたい場合は「イラストを描く」を選ぶとブラシツールが使え、アプリ上で直接スタンプを描くこともできます。完成したら「保存」をタップし、最低8個のスタンプが揃ったら審査に申請できます。
ペットの写真や友達との思い出写真でスタンプを作れば、家族や仲間内だけで楽しむ「わたしたち専用スタンプ」が簡単に作れます。プライベート設定で「非公開」にすれば、新着やランキング、検索結果には表示されません。
手書きイラストが得意な方には、紙に描いたイラストをスマホで撮影してLINEスタンプにする方法がおすすめです。LINEスタンプの作り方として手書きは根強い人気があり、デジタルにはない温かみのある線やタッチがユーザーに好まれています。
まず白い紙にペンやマーカーでイラストを描きます。線は太めに、はっきりと描くのがポイントです。スマホの画面上では小さく表示されるため、細い線や細かい描き込みは潰れてしまいがちです。完成したイラストをスマホのカメラで撮影し、明るさやコントラストを調整します。次に背景を透過させる作業が必要です。「背景透過」「Remove.bg」などの無料アプリを使えば、ワンタップで白い背景を透明にできます。透過処理が終わったら画像サイズを370×320ピクセル以内に調整し、PNG形式で保存します。あとはLINEスタンプメーカーに読み込んで、テキストやデコレーションを追加すれば完成です。
手書きスタンプを作る際の注意点として、撮影時の影やムラが審査に影響する場合があります。自然光の下で影ができないよう真上から撮影するか、スキャナーアプリを使ってきれいに取り込むとよいでしょう。
より高品質なスタンプを自作したい場合は、iPadのProcreateやPC向けのCLIP STUDIO PAINT、Adobe Illustratorなどのイラストアプリを使った制作がおすすめです。これらのツールならレイヤー機能や豊富なブラシを活用でき、プロクオリティのスタンプが制作できます。
まず370×320ピクセル(72dpi)のキャンバスを作成し、周囲10ピクセル程度の余白を確保したうえでイラストを描いていきます。スタンプはLINEのトーク画面上では小さく表示されるため、表情やしぐさは大げさなくらいがちょうどよいです。シンプルでわかりやすいデザインにすることを意識しましょう。完成したらPNG形式(背景透過)で書き出し、LINE Creators Marketにアップロードします。
Canvaを使えば、デザイン初心者でもテンプレートを活用して見栄えの良いスタンプを作ることができます。AI画像生成機能を使ってオリジナルキャラクターを生成し、それをベースにスタンプを制作するという方法も注目されています。ただしCanvaの素材をそのままスタンプにすることは禁止されているため、必ず自分でアレンジを加える必要があります。
せっかくスタンプを自作するなら、多くの人に使ってもらいたいもの。売れるスタンプにはいくつかの共通点があります。まず「日常のトークで使いやすい」こと。「ありがとう」「了解」「おつかれ」「おやすみ」など、毎日のやり取りで自然に使えるフレーズを入れたスタンプは利用頻度が高く人気があります。
次に「表情やしぐさが豊か」であること。テキストでは伝わらない微妙なニュアンスを表現できるのがスタンプの強みです。喜び・悲しみ・怒り・驚きといった基本的な感情はもちろん、「微妙な気持ち」「テンション低め」などの日常的な感情もカバーすると、使い勝手の良いセットになります。そして「統一感のあるデザイン」も大切です。キャラクターの頭身や色使い、線の太さなどを揃えることで、セット全体としてのクオリティがぐっと上がります。SNSでの宣伝や、LINE STOREの特集・キャンペーンへの参加も認知を広げるために効果的です。
スタンプが完成したら、いよいよ販売に向けた申請です。LINEスタンプメーカーアプリから直接申請する場合は、アプリ内の手順に従うだけでほぼ完結します。LINE Creators Market(Web)から申請する場合は、LINEアカウントでログインしてクリエイター登録を済ませ、「新規登録」から「スタンプ」を選択し、タイトル・説明文・販売価格などの必要項目を入力してスタンプ画像をアップロードします。
販売エリア設定やプライベート設定(非公開にするかどうか)を確認し、審査をリクエストします。審査は通常2日程度、早ければ数時間で完了します。承認されたらマイページから「販売開始」ボタンを押せば、LINEスタンプショップとLINE STOREに掲載されます。リジェクト(審査不合格)された場合は理由が通知されるので、修正してから再審査をリクエストしましょう。よくあるリジェクト理由としては、画像の余白不足、背景が透過されていない、著作権や肖像権の問題、文字が読みにくいなどが挙げられます。
スムーズに審査を通過するために、以下のポイントを押さえておきましょう。まず「画像の規格を守る」こと。サイズ、余白、背景透過、ファイル形式の規定に沿っていないとリジェクトされます。次に「著作権・肖像権に注意する」こと。他者が作成したキャラクターや有名人の写真を無断で使用するのはNGです。手作りスタンプはオリジナルのイラストで制作するのが基本です。「暴力・性的表現・差別的な内容を含めない」ことも審査ガイドラインで明確に禁止されています。
また「視認性を確保する」ことも重要です。LINEのトーク画面ではスタンプは小さく表示されるため、細かすぎるイラストや小さすぎる文字はNGです。テキストを入れる場合は太めのフォントを使い、背景とのコントラストを確保しましょう。さらに、スタンプ1個ずつが独立した表現になっていることも求められます。セット全体で1つの絵を構成するような使い方は想定されていません。
LINEスタンプの作り方は、LINEスタンプメーカーを使えば初心者でも数分で1つ目のスタンプが完成するほど手軽になっています。手書きイラストをスマホで撮影して取り込む方法なら、デジタルツールが苦手な方でも温かみのある手作りスタンプが作れますし、ProcreateやCLIP STUDIO PAINTを使えばプロ顔負けのクオリティも実現可能です。
スタンプの自作に必要なのは、アイデアと少しの時間だけ。家族や友人と楽しむための非公開スタンプから始めてもよいですし、販売してお小遣い稼ぎにチャレンジするのもよいでしょう。本記事を参考に、ぜひ世界にひとつだけのオリジナルLINEスタンプを作ってみてください。

ホームページ作成を個人(フリーランス)に依頼する方法を徹底解説。費用相場10万〜50万円の内訳、依頼先の探し方、契約時の注意点、Web制作を外注する際の準備ポイントまで、発注者が知るべき情報をまとめたガイドです。

フリーランスのWebデザイナーに依頼するメリット・デメリットから、優秀な人材の探し方、業務委託契約の注意点まで徹底解説。制作会社との費用比較や発注前の準備ポイントもわかるガイドです。

LP制作の外注費用相場を価格帯別に徹底解説。10万円以下〜60万円以上の特徴、フリーランス・制作会社の選び方、LPワイヤーフレームの作り方まで、LP作成に必要な知識をまとめたガイドです。