履歴書の賞罰欄の書き方|「なし」の正しい記載と該当事例
目次
「履歴書の賞罰欄って何を書くの?」「該当することがないけど空欄でいいの?」――20代・第二新卒の転職活動で、賞罰欄に戸惑う方は少なくありません。日常生活で「賞」「罰」という言葉に縁がない方ほど、書き方の基準がわからず手が止まりがちです。
この記事では、履歴書の賞罰欄の正しい書き方を、20代・第二新卒向けに徹底解説します。「賞罰なし」の正しい書き方、書くべき賞・罰の具体的基準、交通違反やTOEICは該当するのか、賞罰欄がない履歴書での対応まで網羅したので、最後まで読めば自分のケースに合った書き方がわかります。
履歴書の賞罰欄とは|「賞」と「罰」の意味
まずは「賞罰」が何を指すのか、用語の意味から押さえましょう。20代の方が日常で使わない言葉なので、定義を理解しないまま書こうとすると判断を誤ります。
「賞」は受賞歴・表彰歴
賞罰欄の「賞」とは、受賞歴や表彰歴を指します。具体的には、全国レベルや国際レベルの大会で入賞した実績、国や都道府県・市区町村から表彰された実績などです。学校や会社内での表彰は、原則として賞罰欄には書きません(後ほど詳しく解説します)。
「罰」は刑事罰の前科
賞罰欄の「罰」とは、刑法犯罪での有罪判決、つまり前科を指します。具体的には、懲役・禁錮・罰金・拘留・科料などの刑事罰です。交通違反の反則金やスピード違反などの行政罰は「罰」に含まれません。詳細な該当例は本記事の中盤で整理します。
賞罰欄を設ける目的
企業が履歴書に賞罰欄を設ける目的は、応募者の人物像を多面的に把握するためです。「賞」は応募者の強みや実績を知る材料、「罰」は信頼関係を築けるかを判断する材料として確認されます。賞罰欄は応募者を落とすための欄ではなく、相互理解のための情報共有スペースと捉えてください。
賞罰欄は書く義務がある?欄がない履歴書もある
「履歴書のフォーマットによっては賞罰欄がない」という事実を最初に押さえておきましょう。書くべきかどうかは、使う履歴書の様式によって変わります。
賞罰欄がある場合|記入義務あり
使っている履歴書に賞罰欄がある場合は、必ず記入する必要があります。空欄のまま提出すると、書き忘れと判断されたり、隠し事を疑われたりします。該当する内容がなくても「賞罰なし」と書くのが鉄則です。
賞罰欄がない場合|記入義務なし
最近の履歴書フォーマットでは、賞罰欄が省略されていることが多くあります。厚生労働省が推奨する標準的な履歴書様式や、現行のJIS規格に準拠した履歴書には賞罰欄がありません。賞罰欄がない履歴書を選んで提出した場合、応募者から自発的に賞罰を申告する義務はありません。
面接で聞かれた場合は告知義務が発生
賞罰欄の有無にかかわらず、面接で「賞罰はありますか?」と直接聞かれた場合は、正直に答える告知義務が発生します。隠して入社すると、後から判明した時に経歴詐称として内定取り消し・懲戒解雇の理由になる可能性があります。聞かれたら隠さず答えるのが原則です。
「賞罰なし」の正しい書き方|記入見本
20代・第二新卒の方の多くは、賞罰欄に書く該当事項がないはずです。その場合の正しい書き方を見本付きで解説します。
「賞罰なし」と中央寄せで書くのが基本
該当する賞罰がない場合は、賞罰欄の中央に「賞罰なし」と1行で記入します。あるいは「なし」だけでも構いません。文字を欄の中央に配置すると、意図的に「該当なし」を書いたことが伝わりやすくなります。
記入例:
賞罰なし
以上
「以上」で締めるのを忘れない
「賞罰なし」と書いたら、その1行下に右寄せで「以上」と記入するのがビジネス文書のマナーです。「以上」は「これ以降に書くべき内容はありません」という意思表示で、書類の終わりを明確にする役割を持ちます。書き忘れると採用担当者から「記入漏れでは?」と疑われる可能性があるので注意しましょう。
学歴・職歴欄と一体になっているケース
履歴書のフォーマットによっては、学歴・職歴欄と賞罰欄が同じ大きな枠に収まっていることがあります。その場合は、職歴の最後(在職中なら「現在に至る」の下、離職中なら退職年月の下)に1行空けて中央に「賞罰」と書き、改行して「賞罰なし」と続けます。最後に右寄せで「以上」を記入するのが標準的な書き方です。「現在に至る」の詳細は「『現在に至る』の書き方|履歴書の正しい意味と使い方」も参考にしてください。
「特になし」より「賞罰なし」が定型表現
「特になし」と書く方もいますが、賞罰欄では「賞罰なし」が定型表現です。「特になし」だと欄を埋めるだけの形式的な対応に見えやすく、書類全体の印象を下げる可能性があります。短くても「賞罰なし」と書くのが転職市場でのスタンダードです。
賞罰欄に書ける「賞」の具体例
「受賞歴があるけど、これは書いていいのかな?」と迷う方のために、賞罰欄に書ける「賞」の基準と具体例を整理します。20代でも書ける受賞歴は意外と存在します。
全国大会・国際大会での入賞
全国レベル・国際レベルの大会での受賞歴は、賞罰欄に書ける「賞」に該当します。学生時代の部活やコンテストで全国大会に出場・入賞した経験があれば、堂々と記載できます。例として、全日本〇〇選手権で3位入賞、国際〇〇コンクールで金賞受賞、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)優勝などが挙げられます。
国・自治体・公的機関による表彰
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