
タイはビジネスパートナーとしても観光先としても日本と深いつながりのある国です。タイ語翻訳のニーズは年々高まっており、契約書やマニュアル、観光パンフレットなど、さまざまな場面でタイ語訳が求められています。しかし「どこに依頼すればよいかわからない」「費用がどれくらいかかるのか不安」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、タイ語翻訳の料金相場から依頼先の選び方、おすすめの翻訳サービスまで網羅的に解説します。タイ語の翻訳を検討中の方はぜひ参考にしてください。
タイ語翻訳の費用は、原稿の分量(文字数・ワード数)と文書の種類によって変動します。一般的には「原文の文字数×文字単価」または「訳文の分量×単価」で計算されます。日本語からタイ語への翻訳は1文字あたり10〜18円、タイ語から日本語への翻訳は1ワードあたり15〜30円が目安です。
原稿用紙1枚(日本語400文字 = タイ語180〜200ワード)あたりの料金相場は以下のとおりです。
一般文書(手紙、書籍、観光パンフレットなど)の場合、日本語→タイ語が4,000〜5,000円程度、タイ語→日本語が3,000〜4,000円程度です。ビジネス文書や学術論文など専門性の高い文書では、日本語→タイ語が5,000〜6,000円、タイ語→日本語が4,000〜5,000円となります。さらに契約書や特許書類など公的文書では、日本語→タイ語が6,000〜7,000円、タイ語→日本語が5,000〜6,000円が相場です。
なお、タイ語には「バイト」という独自の文字カウント単位もあり、日本語400文字はおよそタイ語1,000バイトに相当します。タイ語1バイトあたりの料金は3〜6円程度が目安となっています。
タイ語翻訳の費用は文字単価だけで決まるわけではありません。専門性の高さ、納期の緊急度、原稿の形式(テキストデータか手書きか音声データか)によっても変動します。手書き原稿や音声データからの翻訳は、書き起こしや手動カウントの手間が発生するため追加費用がかかるケースが一般的です。
また、多くの翻訳会社ではミニマムチャージ(最低受注金額)を設定しています。少量のタイ語訳を依頼する場合、文字単価で計算した金額よりもミニマムチャージが適用されることがある点に注意してください。ミニマムチャージの目安は1万〜2万円程度です。
タイ語翻訳を依頼できるサービスは大きく3つに分類できます。それぞれの特徴を把握して、用途に合った依頼先を選びましょう。
品質を最も重視したい場合は、実績のある翻訳会社に依頼するのがおすすめです。翻訳会社では、ネイティブの翻訳者が翻訳した後に専門の校正者がクロスチェックを行う二重チェック体制を敷いていることが多く、専門文書や公的書類でも安心して任せることができます。
タイ語に特化した翻訳会社としては、バンコクに拠点を持つユニモンやゴーウェル、多言語翻訳に強いFUKUDAIやアミットなどが知られています。タイ現地に翻訳拠点を構えている会社は、コスト面と品質面の両方でメリットがあります。
翻訳会社を選ぶ際は、料金だけでなく過去の実績、対応分野の広さ、納品までの日数、ネイティブチェックの有無を総合的に比較することが重要です。多くの翻訳会社は無料見積もりに対応しているため、まずは複数社に相見積もりを依頼するとよいでしょう。
コストを抑えたい場合や比較的カジュアルな文書の翻訳には、クラウドソーシングサービスを利用する方法もあります。ココナラやランサーズなどでは、タイ語ネイティブのフリーランス翻訳者に直接依頼でき、1文字あたり4〜8円程度で翻訳を受けてもらえるケースもあります。
フリーランス翻訳者のメリットは、翻訳会社と比べてコストを抑えやすい点と、直接コミュニケーションが取れるため柔軟な対応が期待できる点です。ただし、品質にばらつきがある可能性があるため、依頼前にポートフォリオや実績・評価を確認し、必要に応じてトライアル翻訳を依頼することをおすすめします。
旅行中の簡単なコミュニケーションや、文書の大まかな内容把握が目的であれば、Google翻訳やPapagoなどの翻訳アプリが手軽で便利です。カメラ翻訳や音声翻訳などの機能を備えており、看板やメニューの翻訳、リアルタイムの会話サポートに活用できます。
ただし、AI翻訳ツールはビジネス文書や契約書などの正確性が求められる場面では誤訳リスクがあります。タイ語は声調によって意味が変わる複雑な言語であり、男性語尾・女性語尾の使い分けなどAIが苦手とする特有のルールもあるため、重要な文書のタイ語訳にはプロの翻訳者を起用するのが安全です。
複数のタイ語翻訳サービスを比較する際にチェックしておきたいポイントをまとめます。
まず「対応分野と実績」です。タイ語翻訳と一口に言っても、観光・ビジネス・法務・医療・技術など分野は多岐にわたります。依頼したい文書のジャンルにおける翻訳実績が豊富なサービスを選ぶことが、品質確保への近道です。
次に「ネイティブチェックの有無」です。翻訳後にタイ語ネイティブがチェックする工程が含まれているかどうかは、仕上がりの自然さに大きく影響します。特にタイ語は男性語尾(クラップ)と女性語尾(カー)の使い分けが必要で、こうした細やかなニュアンスはネイティブによるチェックがあってこそ正確に反映されます。
「納期の柔軟性」も重要です。急ぎの翻訳が必要なケースでは、複数の翻訳者を投入してスピード対応してくれる会社を選ぶと安心です。一般的な翻訳会社では、2,500文字程度の原稿で発注翌日から4営業日前後が目安ですが、特急料金を支払えば短縮対応してくれるところも少なくありません。
最後に「料金体系の明瞭さ」です。文字単価だけでなく、ミニマムチャージの有無、DTP・レイアウト調整の追加料金、納品後の修正対応が無料かどうかなど、トータルコストを見積もりの段階で確認しておきましょう。
ここでは、用途や予算に応じて選べるおすすめのタイ語翻訳サービスを5つご紹介します。
バンコクに拠点を構えるタイ語翻訳専門の会社で、日本語1文字5円からという低価格設定が特徴です。タイ語ネイティブの翻訳者と大学院でタイ語を専攻した校正者がチームで対応し、累計1,600社以上の取引実績があります。産業翻訳やローカライゼーションにも対応しており、自動車・エネルギー・IT分野の翻訳に強みがあります。
タイ語をはじめとする東南アジア言語の翻訳に特化した会社です。582名のタイ語翻訳通訳者が登録しており、個人的なメールからビジネス文書、高度な専門分野まで幅広く対応できます。難易度ごとに明確な料金体系が設定されているため、事前に費用感を把握しやすいのが魅力です。
福岡を拠点に14カ国語の翻訳に対応する翻訳会社です。タイ語翻訳では、日本に留学経験のあるタイ人翻訳者や、タイ現地での実務経験を持つ日本人翻訳者がペアを組んでチェックを行う体制をとっています。法務、財務、観光、製造など幅広い分野の翻訳実績があり、DTPレイアウトや字幕作成にも対応しています。
24時間365日対応のオンライン翻訳サービスです。日本語からタイ語の翻訳は1文字あたり7.7円(税込)から利用でき、急ぎの翻訳案件にも迅速に対応してくれます。さまざまな専門分野のプロ翻訳者が在籍しており、ビジネスから専門文書まで幅広くカバーしています。
フリーランスのタイ語翻訳者に直接依頼できるスキルマーケットです。タイ在住の日本人翻訳者や、日本語能力試験1級を取得したタイ人ネイティブなど、多様な翻訳者がサービスを出品しています。1文字4円程度から利用でき、少量の翻訳や個人的な文書のタイ語訳にも気軽に対応してもらえます。仲介による安全な決済システムが整っている点も安心材料です。
タイ語翻訳を依頼する際には、いくつかの注意点を押さえておくとスムーズに進められます。
まず、原稿はできるだけテキストデータ(Word・Excel・PDFなど)で用意しましょう。手書き原稿や音声データの場合は書き起こし費用が追加でかかることがあります。また、翻訳の目的や用途を明確に伝えることで、翻訳者が文体やトーンを適切に調整しやすくなります。
タイ語特有の注意点として、文字のカウント方法が日本語や英語と異なる点があります。タイ語は文字の上下に記載される記号も1文字としてカウントされるため、1ページあたりの文字数は日本語の2〜2.5倍程度になります。見積もりの際にはこの点を理解しておくと、費用感の把握に役立ちます。
そして、秘密保持契約(NDA)の締結が可能かどうかも確認しておきましょう。ビジネス文書や契約書などの機密性の高い文書を翻訳に出す場合には、情報漏洩リスクへの備えが不可欠です。
タイ語翻訳の料金相場は、一般文書で原稿用紙1枚あたり3,000〜5,000円、専門文書で4,000〜7,000円が目安です。依頼先としては、品質重視なら翻訳会社、コスト重視ならクラウドソーシング、簡易な用途なら翻訳アプリと、目的に応じて使い分けるのがポイントです。
タイ語訳の品質は、翻訳者の専門性とネイティブチェックの有無で大きく変わります。ビジネスや法務など正確性が求められる場面では、実績のある翻訳会社に相見積もりを依頼し、費用・品質・納期のバランスを比較して最適なパートナーを選びましょう。

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