GA4でPV数を確認する方法|表示回数・Web絞り込み・ページ別レポート

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カテゴリ: コンテンツマーケティング, マーケティングDX
著者: 与謝秀作
GA4でWebサイトのPV数を確認するときは、ページ単位のレポートで「表示回数」を確認し、対象をWebにそろえます。GA4の表示回数はpage_viewとscreen_viewの合計なので、Webとアプリを同じプロパティで計測している場合、その合計をそのままWebのPVとして報告しないことが大切です。
最初にプロパティ・期間・対象範囲を確認する
集計前に、対象サイトのプロパティ、期間、プロパティのタイムゾーン、比較やフィルタの有無を確認します。「過去30日」と「先月」は日付が異なるため、比較する資料には開始日と終了日を残します。当日や直近の処理途中のデータを、確定した過去期間と同じ条件で扱わないようにします。
GA4の指標定義では、表示回数はWebページとアプリ画面の表示を含み、同じページや画面の繰り返し表示も計測対象です。架空例でpage_viewが800回、screen_viewが200回なら、表示回数は1,000回、Webのページ表示は800回です。目的に応じてプラットフォーム、データストリーム、ホスト名などを確認します。
確認項目 | そろえる条件 | 間違いやすい点 |
|---|---|---|
期間 | 開始日・終了日・タイムゾーン | 直近の未確定データと過去の確定期間を比較する |
プラットフォーム | Webのページ表示を分析するならWeb | アプリ画面を含む合計をサイトPVとする |
対象サイト | 必要なストリームやホスト名 | 別サイトの同じページパスが混ざる |
言語 | 記事URLの/ja/や/en/など | ブラウザの言語を記事の言語とみなす |
ページ別の表示回数を見る手順
- GA4で対象プロパティの「レポート」を開きます。
- 「エンゲージメント」の「ページとスクリーン」を開きます。コレクションの構成によって表示場所や名称の見え方は異なります。
- 期間を指定し、必要に応じてWebや対象サイトに絞り込みます。
- 表のディメンションをページタイトル、またはページパスなど目的に合う項目に切り替えます。
- 「表示回数」を確認し、対象ページを検索・フィルタして結果を取得します。
レポートの役割はGoogleの「ページとスクリーン」レポート説明で確認できます。メニューに見つからない場合は、プロパティのレポートコレクションや権限を確認します。編集権限のある担当者にライブラリからの追加・公開を依頼するなど、利用可能な権限に応じて対応します。ホーム画面に必ず同じPVカードがあるとは限りません。
タイトルとURLの集約を区別する
架空の/ja/service-aと/ja/service-bに同じページタイトルが付いていれば、タイトル別の行では表示回数がまとまることがあります。反対に、同じページでもタイトルが変われば行が分かれる可能性があります。URL単位で比較したいときはページパスを選び、クエリ文字列を含めるかも決めます。
複数ホストで同じ/priceというパスを使う場合はホスト名も必要です。「ページパス」と「クエリ文字列付きのページパス」は集約範囲が異なるので、異なる画面の数字を比べる前にディメンション名を確認してください。
目的に合わせてレポートを選ぶ
知りたいこと | 使う画面・指標 | 注意点 |
|---|---|---|
ページが何回見られたか | ページとスクリーン/表示回数 | 入口以外の回遊による閲覧も含む |
どのページから訪問が始まったか | ランディングページ/セッション | そのページの全PVとは違う |
どの流入経路の訪問か | トラフィック獲得/セッションのチャネルなど | 初回ユーザー獲得の参照元と区別する |
端末や期間を掛け合わせたい | 探索/必要なディメンションと指標 | 集計範囲・保持期間・表示上の制約を確認する |
指標そのものの違いはPV・セッション・ユーザーの数え方を参照してください。入口セッションとPVを分けると、「よく読まれるページ」と「集客を担うページ」を混同せずに評価できます。
探索でページ別の表を作る
自由形式の探索を作成し、ページパスなどのディメンションと表示回数を追加します。行にページパス、値に表示回数を配置し、必要ならデバイスカテゴリなどを追加します。対象のWebストリームやホスト、言語パス、期間をそろえてから、閲覧数や構成比を比較します。利用できる組み合わせは、ディメンションと指標の互換性に従います。
ユーザー指標を並べる場合は総ユーザーかアクティブユーザーかを明記します。UUとGA4のユーザー指標のように、同じ「人当たり」でも分母で意味が変わります。流入別の分析では、セッションの参照元/メディアと最初のユーザーの参照元/メディアを、目的に応じて使い分けてください。
標準レポートと探索で値が違う場合は、まず期間・対象・集約ディメンションを比較します。その後にデータ保持、しきい値、サンプリング、処理状況などの条件を確認します。差があるだけでタグの故障と決めつけないことが大切です。
PVが多すぎる・少なすぎるときの確認表
Webのページ表示はpage_viewイベントに基づきます。ページビュー計測の公式ガイドでは、自動計測と手動送信を併用する場合の重複防止が説明されています。通常のページ遷移だけでなく、SPAの画面切り替えも対象にして確認します。
症状 | 確認する候補 | 切り分け方法 |
|---|---|---|
1回の表示で複数送信 | 直設置とタグ管理の併用、自動と手動の重複 | 同じ操作のイベント送信を確認し、送信元を特定する |
SPAの2画面目以降が出ない | 履歴変更・仮想ページ表示の設計 | 実際の遷移でURL・タイトル・送信イベントを確認する |
一部端末・利用者だけ少ない | 同意状態、通信、ブラウザ制限、タグ読込失敗 | 条件を記録して再現し、欠測の範囲を確認する |
レポート間だけ値が違う | Web/アプリ、ホスト、期間、ディメンション | 設定をそろえてから収集の問題を調べる |
同意を無効化して値を合わせるのではなく、許可された状態での送信と、同意がない場合の扱いを区別します。また、PVは速度の指標ではありません。操作が遅いという課題は、INPの測定・改善手順で別途検証します。
UAの古い手順と混ぜず、条件付きで過去比較する
UAは現在の計測先として選ぶサービスではありません。標準UAは2023年7月、対象となるUA 360は2024年7月に新規データ処理が終了し、その後のアクセス終了も公式の移行案内で説明されています。
保存済みのUAのWebページビューと比較する場合は、対象ページ、期間、タイムゾーン、フィルタ、計測実装をそろえます。GA4のWebとアプリの合計をUAのWebだけと比較するなど、単位の違う数字から増減を判断しないでください。報告には指標名と抽出条件を残し、PVの変化を成果や計測変更の記録と一緒に読みます。




