履歴書の書き方|項目別の記入例と提出前チェックリスト

履歴書は、氏名・連絡先、学歴・職歴、資格、志望動機などを、応募先が確認しやすい形にまとめる書類です。最初に提出形式と指定様式を確認し、年月の事実をそろえてから、応募する仕事との接点を書きましょう。職務の詳しい説明は職務経歴書に分けると読みやすくなります。
書き始める前にそろえるもの
- 募集要項:締切、指定ファイル、写真の要否、送付方法、ファイル名の指定を確認する。
- 経歴のメモ:学校・会社の正式名称、入学・卒業・入社・退職の年月を並べる。
- 資格の記録:名称、取得年月、現在の有効性を確認する。
- 応募先との接点:仕事内容に関係する経験と志望理由を一つずつ選ぶ。
様式が自由なら、厚生労働省の履歴書様式例を選択肢にできます。「JIS規格でなければ不採用」といった一律のルールはありません。応募先の指定と、必要な情報を読みやすく整理できるかで選びます。
項目別の書き方
項目 | 何を書くか | 確認点 |
|---|---|---|
日付・基本情報 | 提出する内容を確認した日付、氏名、連絡先 | 誤字、ふりがな、受信できるメール |
学歴 | 学校名・学部等と入学・卒業年月 | 卒業見込みと卒業済みを区別 |
職歴 | 雇用主、入社・退職年月、必要な職種・雇用形態 | 派遣先と雇用主を混同しない |
免許・資格 | 正式名称、取得年月、必要なら取得見込み | 未取得を取得済みと書かない |
志望動機 | 応募先の仕事に関心を持った理由と経験の接点 | どの会社にも当てはまる文だけにしない |
本人希望 | 勤務条件や連絡・入社時期など必要な事項 | 必須条件と相談したい事項を区別 |
一人の経歴を通して見る記入例
以下の人物・会社・経歴はすべて架空です。個人情報欄は省略しています。年月と担当業務が矛盾しないよう、一つの履歴として読んでください。
学歴
2019年4月 〇〇大学 経済学部 入学
2023年3月 〇〇大学 経済学部 卒業
職歴
2023年4月 株式会社サンプル商事 入社
営業部にて受注入力、納期確認、請求書作成を担当
現在に至る
以上
志望動機の例
現職では受注入力と納期確認を担当し、確認漏れを防ぐための引継ぎ表を作成しています。貴社の営業事務職で、受注から出荷まで担当者間の連携を支える仕事に取り組みたいと考え応募しました。
この例を使うには、応募先の仕事内容が本当に受注・出荷の連携を含むか確認します。「貴社の理念に共感しました」で止めず、関わりたい業務を具体化しましょう。
本人希望欄の例
入社日は内定後にご相談させていただけますと幸いです。在職中のため、平日18時以降のお電話、またはメールでのご連絡を希望します。その他の条件は貴社規定に従います。
連絡可能時間は架空の例です。勤務場所や勤務時間など譲れない条件がある場合は、それを消して「貴社規定に従います」と書く必要はありません。給与等を相談したい場合も、希望と確定条件を分けます。
履歴書と職務経歴書の役割を分ける
履歴書では経歴の全体像、職務経歴書では業務範囲・工夫・実績を伝えます。同じ会社の在籍期間は両方で一致させ、詳しい仕事の説明を履歴書の小さな欄へ詰め込み過ぎないようにします。在職中や転職回数が多い場合の整理は、転職用履歴書のガイドも参照してください。
提出前のチェックリスト
- 和暦・西暦を統一し、経歴の年月を照合した。
- 提出先の会社名・職種名が正しい。
- PDFを開き直し、改ページ、文字欠け、写真や罫線のずれを見た。
- 紙提出なら印刷して文字の大きさを確認した。
- 会社のメールや端末に頼らず、継続して連絡を受けられる。
- 応募と関係しない家族・思想信条などの情報を、空欄を埋めるためだけに追記していない。
- 職務経歴書や応募フォームと、日付・実績・連絡先が一致している。




